東芝は7月6日、自動運転に不可欠なセンサーの性能を向上させつつ小型化・低コスト化する新技術を開発したと発表した。
周囲にレーザー光を照射して、跳ね返ってくるまでの時間などから周囲の車や人、物体を検知して把握する仕組みで、遠くにある物でも高解像度のデータを得られるよう改良した。
2022年度までの実用化を目指す。
新技術は東芝のセンサー「LIDAR(ライダー)」向けで、一定の条件下で完全自動運転となる「レベル4」の高度な自動運転の実現に大きく貢献するとみている。
従来はレーザーと検出器をモーターで回転させて全方位を観測する「機械式」が主流だったが、独白の半導体や光学技術でモーターを不要とするなどして小型化を実現した。
これまで測定距離が機械式と比べて短く、解像度が低いのが難点だったが、わずかなレーザー光でも検出できる超高感度の受光機器を開発することなどで解決した。
東芝は、機器の小型軽量化やコスト削減が可能になることでドローンやロボトヘの採用も期待できるとしている。
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