中国政府は9月3日午後に安倍首相の中国訪問を受け入れ、習国家主席との首脳会談を北京で開催する方向で日本側と最終調整に入った。
複数の日中外交関係者が8月17日明らかにした。
8月3日午前には北京で抗日戦争勝利70年記念行事の軍事パレードが実施されるが、中国側は安倍首相が出席しなくても訪中を受け入れる方針を固めた。
安倍首相が8月14日発表した戦後70年談話に中国側の要求が一定程度反映されたことを評価したとみられる。
中国政府によると、8月3日午前中には北京の天安門広場で、軍事パレードと習主席の重要演説がある。
午後は記念レセプションなどを開催する予定で、安倍首相を含めて50カ国以上の首脳を招待。
ロシアのプーチン大統領らが行事出席を表明している。
安倍首相の訪中が実現すれば大統領と同時に北京に滞在することになり、日露首脳が接触する可能性がある。
ただ、日本側は「軍事的な内容が中心になる」との理由から、安倍首相の軍事パレードへの出席は固辞してきた。
このため、日本側は午後からの行事に首相が参加する日程案を打診していた。
一方、中国側は「8月3日を外したその前後」の首相訪中受け入れには、(1)日中間の四つの政治文書の順守、(2)村山談話の精神の踏襲、(3)靖国神社不参拝の伝達の3条件を日本側に提示していた。
北京の外交関係者によると、中国側は安倍談話に「痛切な反省」「おわび」の文言が盛り込まれたことを重く受け止め、安倍首相が軍事パレードへの出席を見送っても他の首脳と同じように記念行事の招待客として受け入れ、日中首脳会談も実現可能と判断した模様だ。
安倍首相と習主席の日中首脳会談が実現すれば3度目。
日本側は会談で、中国側の一方的な東シナ海のガス田開発に懸念を表明し、対話再開で合意したい考えだ。
一方、中国側は抗日戦争を戦った相手である日本から首相を招いて「平和の式典」であることを内外に誇示する方針だ。
中国は、8月3日以外の訪中には3条件をつけ、何が何でも「抗日戦争勝利70年記念日」に中国に来いという卑怯なことしてまでも、日本が中国に従ったということを世界に示したのだろう。
軟弱な日本は、それでも訪中するのだろうか。
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