気象庁は今シーズンから台風の予想進路を表す「予想円」の半径を従来より縮小して発表する。
縮小率は進路に大きな影響を与える大気の流れが複雑かどうかで変わるが、最大で約55%、平均で約20%短くなる。
予報プログラムの改良、昨年運用を始めたスーパーコンピューターの活用で予想精度が向上した。
予報円見直しは3年ぶり。
予報円は予報時間に台風の中心が円内にある確率が70%であることを示す。
将来の円が大きくなるのは台風の勢力が増すからではなく、進路予測が不確実になるためだ。
気象庁の担当者は「影響を受ける地域をより絞り込めるようになった。 防災対応に役立ててほしい」としている。
一方、これまで3日先までの進路予想は台風の進行方向や速度から算出し、4日先以降は何通りもの計算に結果から算出してきたが、今後は後者の方法に統一。
3日先までの進路予想でも大気の流れが複雑で進路予想が難しくなればなるほど円が大きくなり、影響を受けそうな地域をより適切に伝えられるとい
う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます