JRはもちろん、私鉄にもそれぞれの子会社が経営する駅そば屋がある。私鉄でいえば小田急線の「箱根そば」が筆頭だろう。路線の多さでいえば、東京メトロも忘れてはならないし、店舗は少ないが駅そばだってある。
「めとろ庵」。
奇妙な名前である。
ちょっと油断すると、名前を言い間違いそうだ。
ジャンさん風に言えば、こんな感じか。
「メトロン星人」!
ご存知、ウルトラセブンの第8話に登場する、ちょっと変わった宇宙人だ。メトロン星人は人間になりすまし、密かに地球乗っ取りを企てていうエピソードは、実相寺監督らしい、変化球の効いた物語だった。その後、メトロン星人はウルトラマンAでも登場するので、人気があったのだろう。星人としての造形美とインパクトもあって、今も忘れられない。
メトロン星人の名前の由来は地下鉄潜伏になぞらえた作戦名らしい。メトロはフランス語だし、アンヌ隊員の名前もフランス語圏の女性名。このおフランスな雰囲気も実相寺マジックなのか。
前段が長くなった。
その「めとろ庵」の店舗はなかなか見ないので、希少性は抜群。自分の知っているところでは、大手町、錦糸町、西船橋、そして新木場。
だから、新木場で乗り換えを予定していたこの日、昼飯は「めとろ庵」で食べるかと思いついた。
今や、新木場はメトロと京葉線を結ぶ重要なターミナルだ。京葉線の東京駅は使い勝手が悪いので、ディズニーリゾートを目指す輩は、この駅を利用する。そのせいか、利用客が増加し、メトロとJRの改札まに、複数の飲食店が軒を連ねるようになった。カレーの「C&C」などは自分にとっても心が揺れる。
そばかカレーか。
いや、希少性から言えば、「めとろ庵」でしょ。
駅改札内にある店舗。
券売機で、「かけそば」のボタンを押し、カウンターに提出。店舗内は、立ちスペースなし。全て、席ありだ。
そばつゆはやや辛いがきりっとしている。そばは小麦粉多しのぶよぶよ系。でもうまい。
臓腑に沁み入る一杯の「かけそば」。
かけそば Une。
メトロン星人もびっくり。
ちゃぶ台の前に座ってましたね。
ウルトラセブンは人間ドラマがしっかりしてましたからね。
造形宇宙人や怪獣が出なくても「盗まれたウルトラアイ」なんかよかったな。
ダークゾーンのペガッサ星人はどこかでひっそりと暮らしてるのかな。
熊猫さん、酔っ払って帰宅したら、住民が総入れ替えになってるかもですよ。「あなたはだぁれ?」←フック星人。
そうでしたね。ちゃぶ台の前に座ってました。寺田農さんが演じられていたというのも驚きです。
しかし、ジャンさんはよく覚えていらっしゃいますね。
数年前のBS放送を見てたとか。
もう一度見たいな。