MJと新橋で飲む際は烏森界隈で飲んでいる。だから、駅の有楽町側は未知の地。或いは死角といってもいい。
駅のガード下。「羅生門」は新鮮な驚きだった。
こんなところに、こんなコテコテの大衆酒場があるとは、全く夢にも思わなかったのだ。
芥川龍之介の「羅生門」のそのおどろおどろしさをそのままに、この居酒屋「羅生門」も独特なおどろおどろしさを醸す。
例えば店の壁、黄ばんだ壁にべっとりとした脂がまるで時を蓄積させたかのように残る。
厨房、カウンター、その風景は映画のセットのように時代の空気感を残す。
「瓶ビール」に「煮込み」。
大衆酒場の瓶ビールはたいてい高い。同店もやはり650円もとる。「煮込み」は大なべ。やや大きめの器で盛られたそれは、いかにも居酒屋!という雰囲気を改めて感じさせてくれる。醤油ベースのスープ。オーソドックスな味はとても胃に優しい。きっと何十年も受け継がれてきた伝統の味だろう。
店は活気がある。
時折、頭上の電車の音で会話が途切れ途切れになるが、これも大衆酒場ならではだ。国鉄がJRになろうとも、国電という言葉がなくなっても、「羅生門」は時がとまっているよう。
とかく時間の流れが速い東京に疲れたら、ここに来るのも悪くない。
烏森にはない時間の流れがここにあるから。
駅のガード下。「羅生門」は新鮮な驚きだった。
こんなところに、こんなコテコテの大衆酒場があるとは、全く夢にも思わなかったのだ。
芥川龍之介の「羅生門」のそのおどろおどろしさをそのままに、この居酒屋「羅生門」も独特なおどろおどろしさを醸す。
例えば店の壁、黄ばんだ壁にべっとりとした脂がまるで時を蓄積させたかのように残る。
厨房、カウンター、その風景は映画のセットのように時代の空気感を残す。
「瓶ビール」に「煮込み」。
大衆酒場の瓶ビールはたいてい高い。同店もやはり650円もとる。「煮込み」は大なべ。やや大きめの器で盛られたそれは、いかにも居酒屋!という雰囲気を改めて感じさせてくれる。醤油ベースのスープ。オーソドックスな味はとても胃に優しい。きっと何十年も受け継がれてきた伝統の味だろう。
店は活気がある。
時折、頭上の電車の音で会話が途切れ途切れになるが、これも大衆酒場ならではだ。国鉄がJRになろうとも、国電という言葉がなくなっても、「羅生門」は時がとまっているよう。
とかく時間の流れが速い東京に疲れたら、ここに来るのも悪くない。
烏森にはない時間の流れがここにあるから。
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