Mっちゃんの会も終わり、三々五々解散した。ボクとN刊自のH部さんは、同じ方向の電車に乗るため、一緒に帰路に着いた。だが、どっちが先に言い出したのか、「もう一軒行こう」となったらしい。らしい、というのは、もうよく覚えてないからである。
時刻は23時。その時間に空いてる店はあまりない。どういうわけか、ボクらがちゃくせきしたのは、鶯谷の「関所」である。
この店、随分前から気になっていた。通勤電車の中から、いつも見えるのだ。しかも名店「信濃路」の隣。両店で切磋琢磨して営業されていることは想像に難くない。
都内屈指のラブホ街にある酒場。線路沿いにたたずむ月見草。17時から可憐な花を咲かす。
扉を開けて中に入った。実は想像していた店とまったく違った。「信濃路」のような、カウンター中心の店かと思ったら、4人がけのテーブル席が並ぶ、居酒屋然とした店だった。店はかなり広い。
ボクらが、空いているテーブルに近づこうとすると、店員がこう言った。
「ラストオーダーになりますが、よろしいですか」
いいも悪いもない。ボクらは黙って頷き、テーブルに腰かけた。
メニューを眺めた。鶏も魚も様々に取り揃えている。これは、しくじったな。ゆっくりできる様にセッティングすれば良かった。
ボクとH部さんは「緑茶ハイ」を頼んだ。つまみはとらなかった。だって、散々飲み食いしたのだから。「緑茶ハイ」は、焼酎がだいぶ濃かった。
ボクらは、乾杯して今夜の事を反芻した。疲れたけど、H谷さんを送別できたことが何よりもも良かった。ボクは胸の奥につかえかていたものが霧散したような気がした。
周囲にポツポツといた客は全て帰り、最後の客はボクらだけになった。店内の客電も落ち、店員らは椅子をテーブルの上に乗せるなどして、片付けの時間になっていた。
さて、帰りましょうか。
次は絶対、早い時間に来て、うまい肴も堪能しよう。
長い1日がようやく終わった。
ここ意外と料理がしっかりしてます。
安い店なんですけど、同級生と大量に飲み食いしたらお店に人が申し訳なさそうに勘定を持ってきました。
久々ですね。
料理がしっかりしているのですか。それはそれは。
本文にも書きましたが、閉店間際に行っているので、飲み物しか頼んでいません。
次回の訪問時はしっかり食べようと思います。
http://hizageri.blog2.fc2.com/blog-entry-4217.html
ひざげりさんもブロガーさんでしたか。
しかも、拙ブログとほぼ同じ時期に始められていますね。今まで存じ上げず、失礼しました。
「関所」については、ひざげりさんのブログにコメントさせていただいております。
同名で食べログも書いていますのでよろしければご覧ください。