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予讃線の車窓が大好きだ。海岸線と山の両方が楽しめる。その点では、札幌と小樽の路線も、深い感動を覚えるのだが、予讃線は特急を使って約2時間、それはまるで一本の映画を見ているようで、全く飽きない。これぞ、鉄道旅の醍醐味である。
松山も5年ぶりである。
今回は、松山市内でホテルがとれず、市内から外れたホテルを取った。だが、このホテルが凄かった。道後温泉よりも濃いと感じる掛け流しの温泉付き(お風呂さすらい未収録)。更に、部屋の装飾も豪華だった。それもそのはず、チェックインの際、ボクの前のお客は、ボクが支払う料金の2.5倍の料金を支払っていた。掘り出し物の物件だったのだ。
ボクは宿泊の出張が入るときは、いつも当日朝に、楽天トラベルにアクセスして、キャンセルの物件を予約する。けれど、これほどまでにいい物件に出会えたことはない。
仕事を終えて、さて一杯飲むか。
伊予鉄道の久米駅まで行ったら数軒の酒場があったが入る気がせず、このまま松山市内まで行こうと思ったが、大儀になってやめた。確か、ホテルの前に、一軒酒場があった。そこに行ってみるか。
「鳥恋屋」。
掘っ立て小屋みたいな酒場だ。
店に入ると目の前がカウンター。しかもカウンターは店の際までせりあがっていて、もうぎりぎり。後ろに人は通れない。店の右側はテーブル席。ボクは、一人なのでカウンターに腰かけた。
店は常連とおぼしき客でいっぱいだった。しかも、そのいずれもが、複数の客だった。一人客は自分だけ。みんな、頭上のテレビで放映させているバラエティ番組を見ながら、わいわいと飲んでいる。
まずは生ビールから。
いきなり串焼きを焼いてもらった。
とりもも×2、つくねをタレで。
これが絶妙にうまかった。
鳥の弾力が違う。もしや、普通に地鶏か?
甘辛のタレもまた素晴らしい。
つくねは棒上の中挽き。形はいびつだが、肉が抜群においしく、思わずもう一本頼んでしまった。
さすが、日本有数の焼き鳥聖地を抱える愛媛県。松山の焼き鳥はうまい。
店は多くの常連を抱えるようにアットホームである。鳥に恋しくなり、温もりが恋しくなった人は、暖簾をくぐるべし。
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