アジアシリーズの話題がいまいち煮え切らない。
興行的な色彩が強い点もおおいに心配である。
ホントにアジアクラブ選手権を行うのであれば各クラブのホーム&アウェーで開催すべきであるはずだ。
さて、来年3月に開催が予定されているワールド・ベースボール・クラシック(以下WBC)についても、甚だ同様に心配を禁じえない。果たしてホントに野球の国別対抗戦になりえるのだろうか。
WBCの是非はともかくとして、今回はどこよりも早く、日本代表を選考してみたい。
ベンチ入りは27人である。
オリンピックでの22人と比べて、選手選考のやりくりはそれほど厳しくない。
しかし、何しろ初めてのWBCである。どのような日程で大会が進んでいくか、現時点では不明だ。そのため、投手の役割分担をどのように配置するか、非常に判断が難しい。予選リーグではアジア4カ国を総当りで戦うとされている。しかし、そのレギュレーションも定かではない。まさか、各1試合ずつの計3試合で優劣を決めるのか。その点も考慮し、先発投手5人を選出した。場合によってはそのうちの1人がロングリリーフに回せるケースを想定し、投手13人、野手14人という布陣で選んでみた。(野手編は次回掲載)
【先発投手】
杉内俊哉(ソフトバンク)
和田 毅(ソフトバンク)
渡辺俊介(千葉ロッテ)
西口文也(西武)
上原浩治(讀賣)
黒田博樹(広島)
選考は当然難航を極めた。単なる今季成績だけでは計ることができない面を第一に選考を行った。
まず、杉内投手はすんなり決まった。安定度が抜群であり、アジア各国との予選リーグでは、そんなに簡単に攻略されることはないだろうと考えた。
西口、黒田両投手については選考を逡巡した。松坂大輔、三浦大輔両投手と競合したからだ。結局、前者を選んだのは、両投手とも、ロングリリーフで起用できると判断したからである。もちろん松坂、三浦とも五輪でリリーフを経験している。だが、松坂は今季安定感に欠け、三浦は二段モーションによる投球フォーム変更(アテネ五輪ではパスしたが)の影響に懸念が残るため、今回は除外した。
また、上原、和田、渡辺投手は決勝トーナメントでの先発に有効であると判断した。
テイクバックが小さい上原。極端に腕が遅れて出てくる和田。地上スレスレから投げ上げる渡辺は米国、キューバ戦に有効であると考えた。
上原、和田とも今季成績はパッとしなかったが悪いなりに試合を作れる投手である。アテネ五輪の出場経験を考えると、他の投手には選考の余地はないと考えた。
アテネ五輪では予選リーグを一位通過した。
しかし、結果はご存知のとおり3位という結果に終わった。戦い方の緩急を付けられず、予選、決勝と全て一律に戦った感は否めない。予選突破を決めた後の消化試合は決勝トーナメントの準備にあてるべきであった。
こうした反省を踏まえ、予選、そして決勝トーナメントでは先発投手を別立てで先発投手の選考を行った。
一方、中継ぎ投手は以下の通りに先出した。
【中継ぎ投手】
吉武真太郎(ソフトバンク)
三瀬幸司(ソフトバンク)
藤川球児(阪神)
石井弘寿(ヤクルト)
木塚敦志(横浜)
まず、確実に与えられた仕事をきっちりこなせる能力のある中継ぎ投手を選出した。ちなみに石井弘寿投手は今季ヤクルトスワローズの抑え投手として活躍したが、昨季まではセットアッパーを任されており、その適正は高いものと判断し、敢えて中継ぎ投手として選んでいる。
実は左投手を3枚にするほうが得策と考え、一度は中日ドラゴンズの石井裕也投手をリストアップしたが、三瀬投手とタイプが似ているため除外し、横手投げの木塚投手に白羽の矢をたてた。
【抑え投手】
小林雅英(千葉ロッテ)
岩瀬仁紀(中日)
抑え投手は左右それぞれの投手を選考し、臨機応変に使い分けられるようダブルストッパー構想とした。
試合展開によってはどちらかをセットアッパーで登板させることも可能であり、中継ぎの駒はその分増えるという点も大きい。
WBCは来年3月開催ということで、選手はキャンプ、オープン戦によって仕上げでいかなければならない。だから代表選考にあたってはどうしても05年シーズンの成績を考慮しなければならず、その選考にも賛否両論あるのは当然であろう。
皆様のご意見を是非とも聞きたいものである。
興行的な色彩が強い点もおおいに心配である。
ホントにアジアクラブ選手権を行うのであれば各クラブのホーム&アウェーで開催すべきであるはずだ。
さて、来年3月に開催が予定されているワールド・ベースボール・クラシック(以下WBC)についても、甚だ同様に心配を禁じえない。果たしてホントに野球の国別対抗戦になりえるのだろうか。
WBCの是非はともかくとして、今回はどこよりも早く、日本代表を選考してみたい。
ベンチ入りは27人である。
オリンピックでの22人と比べて、選手選考のやりくりはそれほど厳しくない。
しかし、何しろ初めてのWBCである。どのような日程で大会が進んでいくか、現時点では不明だ。そのため、投手の役割分担をどのように配置するか、非常に判断が難しい。予選リーグではアジア4カ国を総当りで戦うとされている。しかし、そのレギュレーションも定かではない。まさか、各1試合ずつの計3試合で優劣を決めるのか。その点も考慮し、先発投手5人を選出した。場合によってはそのうちの1人がロングリリーフに回せるケースを想定し、投手13人、野手14人という布陣で選んでみた。(野手編は次回掲載)
【先発投手】
杉内俊哉(ソフトバンク)
和田 毅(ソフトバンク)
渡辺俊介(千葉ロッテ)
西口文也(西武)
上原浩治(讀賣)
黒田博樹(広島)
選考は当然難航を極めた。単なる今季成績だけでは計ることができない面を第一に選考を行った。
まず、杉内投手はすんなり決まった。安定度が抜群であり、アジア各国との予選リーグでは、そんなに簡単に攻略されることはないだろうと考えた。
西口、黒田両投手については選考を逡巡した。松坂大輔、三浦大輔両投手と競合したからだ。結局、前者を選んだのは、両投手とも、ロングリリーフで起用できると判断したからである。もちろん松坂、三浦とも五輪でリリーフを経験している。だが、松坂は今季安定感に欠け、三浦は二段モーションによる投球フォーム変更(アテネ五輪ではパスしたが)の影響に懸念が残るため、今回は除外した。
また、上原、和田、渡辺投手は決勝トーナメントでの先発に有効であると判断した。
テイクバックが小さい上原。極端に腕が遅れて出てくる和田。地上スレスレから投げ上げる渡辺は米国、キューバ戦に有効であると考えた。
上原、和田とも今季成績はパッとしなかったが悪いなりに試合を作れる投手である。アテネ五輪の出場経験を考えると、他の投手には選考の余地はないと考えた。
アテネ五輪では予選リーグを一位通過した。
しかし、結果はご存知のとおり3位という結果に終わった。戦い方の緩急を付けられず、予選、決勝と全て一律に戦った感は否めない。予選突破を決めた後の消化試合は決勝トーナメントの準備にあてるべきであった。
こうした反省を踏まえ、予選、そして決勝トーナメントでは先発投手を別立てで先発投手の選考を行った。
一方、中継ぎ投手は以下の通りに先出した。
【中継ぎ投手】
吉武真太郎(ソフトバンク)
三瀬幸司(ソフトバンク)
藤川球児(阪神)
石井弘寿(ヤクルト)
木塚敦志(横浜)
まず、確実に与えられた仕事をきっちりこなせる能力のある中継ぎ投手を選出した。ちなみに石井弘寿投手は今季ヤクルトスワローズの抑え投手として活躍したが、昨季まではセットアッパーを任されており、その適正は高いものと判断し、敢えて中継ぎ投手として選んでいる。
実は左投手を3枚にするほうが得策と考え、一度は中日ドラゴンズの石井裕也投手をリストアップしたが、三瀬投手とタイプが似ているため除外し、横手投げの木塚投手に白羽の矢をたてた。
【抑え投手】
小林雅英(千葉ロッテ)
岩瀬仁紀(中日)
抑え投手は左右それぞれの投手を選考し、臨機応変に使い分けられるようダブルストッパー構想とした。
試合展開によってはどちらかをセットアッパーで登板させることも可能であり、中継ぎの駒はその分増えるという点も大きい。
WBCは来年3月開催ということで、選手はキャンプ、オープン戦によって仕上げでいかなければならない。だから代表選考にあたってはどうしても05年シーズンの成績を考慮しなければならず、その選考にも賛否両論あるのは当然であろう。
皆様のご意見を是非とも聞きたいものである。
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