拙ブログの「さすらひ」シリーズはほぼ時系列で記載してきたけど、このコロナ禍で、そのセオリーもかなり様変わりした。特に緊急事態宣言発出のタイミングでは、掲載順を変えて出来うる限り誤解が生じないよう努めてきた。
例えば今回「居酒屋さすらひ」は、東京の緊急事態発令後に東所沢、船橋に行き、禁酒を回避、その後渋谷で営業する立ち飲み屋のエピソードを書いた。そして、現在は緊急事態宣言前の一週間を書いている。そして今回、緊急事態宣言発出前日の話題である。
この日、息子と四谷三丁目に出かけた。四谷三丁目に出かけると、大概「南昌飯店」に行くのだが、この日、たまには違う店に行くかと息子と相談していた。というのも、四谷三丁目駅前に、「香港麺 新記」という店があり、いつか行ってみたいねと話していた。用事を終え、「香港麺 新記」に向かうと、何と開店は11:30。現在の時刻が11:20。あと10分待てば、入店できるはずだが、それが大儀になった。息子に「どうする?」ときくと、面倒くさいと答えた。たかだか10分なのだが。そこで結局、我々は「南昌飯店」に行くことにしたのだった。
「南昌飯店」に行くと、何組かのお客さんがいた。週末のこの時間にしては珍しい。まずは「紹興酒」のお得サイズ(900円)をオーダー。
東京の店で飲む酒とはこれでしばしの別れ。つまみに「空芯菜炒め」を頼んだが、あいにく売り切れ。仕方なく、「豆苗炒め」に。「空芯菜」って、なかなか町のスーパーにはなく、中華で頂くのが秘かな楽しみだったが。
ただ、一口「豆苗炒め」をいただくと、なんか辛い。これ、塩の加減、間違えたんじゃないかっていうレベルで辛い。今まで、こういうことなかったんだけど。もしかして厨房の人、いつもと違うのかな。
息子は、いつも決まって「南昌ラーメン」を食べる。息子は結構なラーメン好きだ。そのラーメンの塩加減はちょうどいいみたい。
そして自分は、「五目炒飯」。これも塩加減は至って普通。ただ、いつもの味と少し違うような気がするのは気のせいか。
ということは、「豆苗炒め」だけ、ものすごい辛い。尋常じゃない辛みだが、こういう場合、お店に言ったほうがいいのかな。やっぱり、言うべきなんだろうな。何回も来ているお店だし。小姐は気さくな人だし。
結局、何も言わずに店を後にした。
家に帰って水をがふがぶ飲んだ。
言ってあげても良かったんじゃないですか?
やっぱりそうですか。
今日も家族でその話題になりましたが、言うべきだったと指摘されました。
ちょっと凹みます。
プロでも忘れちゃったり、間違えちゃったりすることがあるんだね。ただ、人間だから。お代は要らないというのもプロの矜持なんだね。
やはり言うべきか。
プロの中でも一流の人、そうでない人いろんな人がいるからねえ。
あ、自分、料理作る時、味見してないよ。
ちなみに今夜は「家常豆腐」と中華サラダ。
中華の晩御飯です。