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夜の10時を過ぎ、ちょっと小腹空いたなとホテルを出た。なんか、腹にたまるものが食べたい。出来れば中華。でも、もうやってないんだろうな。そう思いながら、在来線の西明石駅の方に歩いていくと、路地裏に、ぽつんと光る、中華の灯り。助かった。
だが、店の前まで来て唖然とする。
「汚い」。
今まで、いろんな汚い店を見てきたが、これは凄まじい。汚い店にも種類がある。一つは、整理整頓できず、雑然とものを置く店。もう一つは、掃除をしないために、本当にばっちい店。大概はどちらかに収まるものだが、「板熊」は、両方の要素が備わっていた。
しかも、店に入ったら、その様相はなお酷かった。けれど、店はずいぶん歳を召したオヤジがひとりで切り盛りしていたから、妙に納得した。
カウンターに座って、「瓶ビール」(500円)を頼んだ。町中華なら、まずは「瓶ビール」だな。
さて、もう夜も更けてきたことだし、ほどほどにして、「炒飯」でもいただくか。そう思い、壁にある、巨大なメニューボードに目をやった。
「あれ、おかしい。『炒飯』がないぞ」。表の看板に、「ラーメン専門店」て、書いてあったから、もしや「炒飯」はないのか。そう思って、もう一度、メニューボードを眺めるとあったあった。
「焼きめし」。
今時、「焼きめし」と表記するところってあるのかしら。
その「焼きめし」の表記にも驚いたが、もっとびっくりしたのがその値段。なんと500円。安すぎねーか(光栄軒には及ばないが)。
しかし、「焼きめし」って、頼むのが恥ずかしい。ここで気取って「炒飯」なんて言うと、「ウチにはないよ」ということになるのだろう。けれど、ここは腹をくくって、オーダー。やや、やけ気味に声を発すると、不自然に野太くなり、「や・き・め・し」となった。それは、まるで読売に在籍したマイコラスみたいな感じ。キャッチングが下手な、バッテリーを組む小林を呼ぶような感じで。それでも、店のマスターは、何事もなかったように、「あいよ」と答えた。
そして、出てきた「焼きめし」。
「やっぱ炒飯じゃん」。
いや、そもそも「炒飯」と「焼きめし」って、どう違うんだ。
うまい。盛りは悪いが、抜群にうまい。味は濃いめ。店は汚いが、味は間違いない。しかも500円。
完全に当たりの店だった。
八丁堀の伸来軒もかなり汚かったです。
客の食べこぼしがカウンターに残ってたりして。
ちなみに、居酒屋部門では、もっと汚い店はいくつかありました。
光栄軒もあのホスピタリティが無かったら厳しいくらい。
伸来軒は1回目はチャーシューが切れてたのでこれ幸いに「また来ます!」と帰りました。
「光栄軒」も厳しい。それは意外です。
それなら「鳥勝」だって、厳しいのでは。
光栄軒は食べこぼしの拭き取りがイマイチなのと、トイレに詰め込んである物がホコリをかぶってる所がちとキツイです。
「光栄が」は問題なしです。
「鳥勝」もOKですが、あの床は勘弁してもらいたい。床に荷物を起きたっていうのが本音でしょうか。
鳥勝は空き瓶のケースに放り込んである使用済みのお手拭の中から、比較的マシなやつを拾って使う客を見た時は萎えましたけどw
あれも地域性なのかな?
しかし、昨夜のコメントは見事に支離滅裂です。すみません。酔っていました。
お客さんも大概、優しいから大丈夫。
今週、早速置いてみようっと。
ありがとうございます。