「BBB」

BASEBALL馬鹿 BLOG

居酒屋さすらい 1569 - 中華の皇帝『北京ダック』を上海で - 「全聚得 上海閘北店」(上海市閘北区天目西路)

2019-12-05 10:07:10 | 居酒屋さすらい ◆海外

北京ダックなんて、そうそう食べられるものではない。48年生きてきてただの1度だけ。もう随分前に確か、横浜中華街で。

ダックの丸焼きをねぎとともに皮で包み、特性の醤をつけて食べる。しかも皮と中の肉を別々にして。一体、誰がこんな贅沢な食べ方を考えついたのか。市井の庶民ではあるまい。

「全聚得」。

本場北京でも有名店らしい。この上海でも3店舗を展開する。更に言えば銀座にも店舗があるようだ。

だって、ダック丸焼きの登場はコックさんがわざわざ部屋に来て、その場で丸焼きを解体する。これはなかなか見られるものではない。

ビールは「青島」。

しかし、日本で馴染みのあるボトルではない。「純生」と書かれた見慣れないパッケージ。色が薄く、味わいはライトビール。アルコール度数を見ると僅か3%台である。一応、ボトルは冷えていた。

前菜をビールでしのぎ、本丸北京ダックは「紹興酒」で。

「古越龍山」の8年もの。厳かな壺風のボトルで登場した。実は昨夜が5年ものを飲んだので、そのうま差は歴然。アルコールの角がとれてまろやかそのもの。

そこを本丸に攻めこむ。

薄皮をとり、ダックの皮と肉を載せ、ねぎをあえて皮を包む。特性醤をつけてがぶり。言葉では言い表すことなど到底無理。何にも似てないし、唯一無二。うまいなどとありきたりの言葉では畏れ多くて語れない。やはり中華最強。

他にも沢山の料理が出てきたが、これだけで充分。威風堂々。中華の皇帝ともいえる北京ダックを上海でいただいた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 居酒屋さすらい 1568 - 手工... | トップ | 居酒屋さすらい 1570 - 上海... »

コメントを投稿