![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/a5/6f05189fa351b839fb663726ea7d3946.jpg)
上海に着いて「紅子鶏」という巨大なレストランで食事をした。実は疲れきっていたし、蒸し鶏の料理を最終回に一口食べたら骨があったらしく、その尖った先端が口腔内に刺さり、かなり出血をした。食事の前半は自分の血の味がする食事だった。ロ卑酒も飲み、紹興酒も飲んで、「居酒屋さすらい」的には、この店も書かなければいけないが、前述した理由で食事を楽しめなかったので割愛。その後に行った「牛肉麺屋」の話しからスタートする。
ホテルに戻り、ちょっと出かけてみることにした。バスがホテルに着く直前、「牛肉麺屋」があったからだ。夜の23時、日本時間の24時。普段ならもうとっくに寝ている時間。微かに眠いが、もうちょっと酒を飲みたい。
店に入ると、革ジャンの男が出てきた。多分店員だろう。
「有没有ロ卑酒?」
と尋ねると革ジャンの男は「▲□×○」と言った。ふむききとれない。
「有ロ馬?」
もう一度念を押すと、「有」と答えた。
ならば、ロ卑酒をいーぴん、「牛肉面」をいーが。
ロ卑酒は三得利。つまりサントリーの大瓶。アルコール度数 は7%だから完全に中国用。
瓶も素っ気ないものが、プラスチックのコップと一緒に出てきた。
やがて現れたのが、「牛肉面」。
かなり大きな丼だ。オーダーのときに、大椀か小椀か聞かれ、小と答えたにも関わらず、こんなにも馬鹿でかいものが運ばれてきた。しかも、パクチーいっぱいで。
昔、「牛肉麺」て、こんなにパクチーなんてなかったように思う。このパクチーいっぱいの麺て、蘭州ラーメンじゃないかしら。そう思いながら一口すすると、やはりちょっとスパイシーで刺激的なスープの味がした。
好ロ乞!
麺をすすり、スープを飲み、ロ卑酒を飲む。ともすると観光客が行く有名店よりも断然うまく感じることがある。
深淵なる中華料理。やはり最強だ!
何て言ってるんです?
「ビールはあるか?」ですかね。
日本語も自信が無いので外国語なんててんでダメです。
シャンツァイは無理ですが牛肉麺だけなら♪
その通りです。ビールはあるか?
けっこう、店によってない場合があります。日本の町中華と違いますね。
自分も言葉はダメです。あるのは酒の情熱だけです。
モノノフさん。
パクチーはダメでしたか。
昔の「牛肉麺」にはパクチーなぞ入っていませんでした。