大晦日の大トリといえば芸能界の重鎮が長らく務めてきたが、いつしか演歌も衰退し、やがてSMAPになり、そしてアーティストに代わっていった。年配のファンにとってはお嘆きの方もいるはずだが、それはもう時代の流れだ。
「居酒屋さすらひ」にもその時代の流れが確実に訪れている。外飲みのラストを飾るその年の大トリが2020年から変わった。なんと「サイゼリヤ」になったのだ。細かいことは前回の「サイゼリヤ 八千代村上店」の回を参照いただきたいが、とにかく「サイゼリヤ」になったのだ。
そもそも、「サイゼリヤ」は居酒屋か?という疑念もあるが、「居酒屋さすらひ」では酒を飲んだら、ここに書くという内規があるのだ。中華は一昨年から独立させたが、ファミレスはそのまま。公式的には前回の「肉の大山」を正式な居酒屋納めにしたが酒納めは「サイゼリヤ」と相なった。
しかし、驚いたのはその盛況ぶり。
11時開店の店舗だが、我々が11時半についた頃にはもう半分くらい席は埋まっていた。しかも、我々の前に入店したのはインド系の男性二人組。彼らも、この気軽すぎるイタリアンが好きなのだと感心してしまった。
席に通され、我々がオーダーしたのはいつものメニュー。子どもらは「マルゲリータ」のピザ。大人は「アンチョビ」のピザ。ちなみに我が家は一人一枚のピザをオーダーする。これに子どもらはドリンクバー、大人は「白ワイン」のデキャンタを500mlというのが我が家の前菜だ。
あまり最初にばんばん注目するとテーブルに置ききれなくなるので頃合いを図って、第二段をオーダーする。子どもらは「ペペロンチーノ」、大人は「アラビアータ」を追加。これは2人で一枚である。
このオーダーの仕方はもうかれこれ2年は変わってない。試行錯誤して、この形になった。これが一番経済的なのだ。ただ一つ、ワインは500mlのデキャンタだけでは足りなくなった。第二段の時に250mlのデキャンタを追加する。
オーダーのシステムが手書き制になってから、調味料の内容も変わった。かつてはタバスコが用意されていたが、今はノーブランドのチリソースが置かれている。実はこれがちょっと不満だ。何しろ、あまり辛くないのである。酸味が効いたタバスコの復活を切に願っている。
大晦日の「サイゼリヤ」は多分これから先も暫く続きそうだ。
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