小学校の給食1番人気はカレーでも揚げパンでもなく「豚肉の生姜焼き」だった。
このメニューが出ると、クラスの弱肉強食が露わになった。つまり、強いやつには、山盛り、弱いやつにはちょっとしか配膳されない。その傾向が顕著になったのが、「豚肉の生姜焼き」だった。
ちょっと汁気がある「豚肉の生姜焼き」。あれは30年以上経った今でも、わたしの中のレジェンドである。
その後、わたしも豚肉の生姜焼きを幾度となくチャレンジした。
しかしながら、豚肉をバットに寝かし、生姜と薄力粉をまぶす作業にかなりの時間がかかる。しかも薄力粉がまだらになって、仕上がりがうまくいかない。難しいなとよくよく思ったものである。
さて、ケンタロウさんのレシピに「しょうが焼き丼」というメニューがあった。
なるほど、それは手軽そうだ。何よりもわたしが不得手としていた豚肉と生姜、そして薄力粉の問題を解決してくれた。
それはすなわち、
サラダ油をしいて熱したフライパンに豚肉を広げ、薄力粉を適宜まぶしながら両面を焼き、色が変わったところで、下記の
を加えるというものである。
おろししょうが:1片分
水:大さじ3
しょうゆ、みりん、:各大さじ1
オイスターソース:大さじ1/2
(2人分)
これが見事に豚肉に絡まり、むらのない仕上がりになった。
しかも簡単で、時間もかからず。
やっぱり、工夫なんだと思った。いかに簡単に仕上がりよくできるか。これを考える想像力こそが料理なのだと最近は痛感する。
しょうが焼き丼は、温かいご飯のうえに、キャベツをしき、その上に先述した豚肉のしょうが焼きをのせるというもの。
とっても簡単です。
レシピは「太一×ケンタロウ 男子ごはん」1巻を参考にしました。
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