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「中華そば みたか」を出て、さぁ「ゆ家 和ごころ」へ向かうとするか。距離にして約8km。だいたい1時間半ほど歩けば着く見込みである。
少し歩くと、「太宰治文学サロン」という建物を見つけた。
そうだった。三鷹は太宰のゆかりの地だった。入場無料と書いてあるので、中に入ってみると太宰治の直筆原稿やゆかりの品が保管された小さな展示室があった。ボクがぶらぶらとそれらを眺めていると、係りの男性が近づいて話しかけてきた。随分丁寧な方で、熱心に太宰ゆかりの地を教えてくれる。中でも、太宰のお墓が興味深く、ボクは行ってみることにした。
禅林寺の墓地まではかなりの距離があり、ゆうに30分は歩いた。太宰のお墓参りをして、「ゆ家 和ごころ」へ向かって歩き始めた。
小一時間も歩いただろうか。暑さもあり、途中ボクはバテてきた。三鷹台の駅まで歩き、そこから京王線に。西永福で降り、再び徒歩。辺りは少しずつ住宅街になり、「ここに風呂屋があるのかな」と思い始めた頃、ようやく「ゆ家 和ごころ」に到着した。
スーパー銭湯風の建物をイメージしていたが、完全に銭湯だった。宮造りの様式だが、明らかに建て直したものである。かつてあったありし日の時代も宮造りの建物だったのかもしれない。
入湯料は460円。券売機でチケットを購入し、番台へ。休憩スペースも広く、清潔だ。いわゆるネオ銭湯。東十条の「やなぎ湯」に似ている。
脱衣所から浴室に入るとフワッと香る、銭湯独特の匂い。ボクはこの香りが大好きである。
さて、随分と到着が遅れてしまった。時刻は14時半である。びざげりさんはまだいるだろうか。それとももう帰られてしまっただろうか。
浴室中央に大きな浴槽。ここにバイブラジェットが2つ。広々として実に気持ちよい。たっぷりとかいた汗を流し、まずは室内の浴槽に浸かった。
湯温42℃。実に気持ちよい。
相当広い浴槽である。元々、広い銭湯だったのだろうか。
圧巻は、露天風呂。屋外に炭酸泉に甕風呂。そして乾式サウナが完備されている。
炭酸泉に浸かったが、残念ながら炭酸はそれほど多く出てないようだ。豊島園の「庭の湯」の炭酸泉は強い炭酸が出ていてとても気持ちが良い。2,310円の風呂と比べてしまうのは酷だろうか。甕風呂は週に2回程度、麻布十番温泉から黒湯の提供を受けているという。この日はその黒湯だった。これが抜群によかった。体の芯まで薬効が浸透するような気がした。
惜しむらくはサウナである。できればチケット購入のタイミングでサウナがあることを知らせてほしい。サウナは別途料金だから、最初にその分の料金も支払わなければならない。何度も来ている人ならば、ここにサウナがあることは知っているが、初めて訪れた人は分からないのである。入って初めてサウナに気付くわけだが、既に時遅し。サウナがあることを知っていたら、料金支払って入ってたのに。
ゆっくりと長く風呂に浸かって上がったのは15時過ぎ。結局、「みたか」で見た、びざげりさんは現れなかった。もう随分前に上がってしまったのか。それとも、この日は「ゆ家 和ごころ」に来るつもりはなかったのか。
ともかく、いい湯だった。
460円で、充実の銭湯。顧客満足度はかなり高いだろう。
ゆ家、行ってたとしてももう少し遅い時間ですね。
次の秋元屋まで間が空いちゃうので。
15時前後でも、けっこう混んでいました。
「ゆ家 和ごころ」という名称から、スーパー銭湯をイメージしていました。
ある意味、スーパー銭湯ではありますが。
いいお風呂ですね。
外観もスーパー銭湯っぽくて。
俺はサウナは入らないので、サウナ客が多いと湯船が空いていて嬉しいです。
たまにグループで来て炭酸泉で駄弁ってるやつらがいると腹たちます。すいませーんって言って無理くり入りますが。
我が物顔っていう態度で、ちょっといやぁな気持ちになりました。
そういう人らは、どこにでもいるんですけれど。