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居酒屋さすらい 0804 - 300円均一のトラップ! - 「安兵衛」(横浜市神奈川区屋町)

2014-12-01 20:28:48 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

「ヤミツキ」を出て、少し歩いた。川を渡ると、これまたものすごいディープな町が眼前にあった。

もうのっけからすごいのである。目の前に立ち飲み屋。歩道に出て飲んでいる人がいる。

「これは、大変なところに来てしまった」。

わたしはそう思った。

 

その立ち飲み屋が「安兵衛」といった。

浅草にあるろくでなしが集まる店と同じ名前である。ここにもろくでなしどもがいるのだろうか。

店に入るとすぐに食券機があった。食券機にわたしはまごつく。これはラーメン屋にも言えることなのだが、メニューを選ぶ時間がないのである。 

食券機に金を投入する時間をなるべく稼ぎ、ボタンのスイッチに書かれているメニューを見たりするのだが、後ろに人が並ばれたりしたら、それも覚束なくなる。

食券制はあまり好きではない。

そう思いながら、食券機に金を入れる。

 

「生ビール」が300円。ふむふむ。

「ホッピー白」300円、ふむふむ。

「サワー各種」300円。ほぅ。

「おつまみ一品」300円。なに?

なんだ、全て300円の店か。

しかも「おつまみ1品」というボタンがあって、今ここで何を食べるか決めなくていい。これは助かった。

とりあえず、ホッピーの白と「おつまみ一品」の各ボタンを押した。

その食券を持って、厨房のカウンターにそれを出す。その際に、おつまみの種類を告げるシステムである。典型的な立ち食い蕎麦屋のそれだ。

そう、この店は、昼間は蕎麦屋、夜は立ち飲み屋に変わる、蕎麦系立ち飲みなのだ。

 

わたしは、つまみに「れんこん挟み揚げ」をチョイスした。

280円系の居酒屋でも同じことが言えるのだが、均一系の酒場では、手の込んだ肴を選ぶほうがいい。「枝豆」や「冷やしトマト」、「冷奴」を頼むと、確実に損をすることになる。

この「れんこん挟み揚げ」が大成功だった。

シャキシャキしてうまい。豚バラ肉のうまみがジューシーだ。

これが、またホッピーによく合う。

がぶがぶとホッピーを飲み、ナカをおかわりしようとして、わたしははめられた。なんと、ナカも300円だったのだ。

ちょっと待ってくれ。150円から200円程度で飲めるナカが300円とは。これはうっかりしていた。

「枝豆」や「冷やしトマト」の話しを自分で振っておきながら、自分がミイラ取りになるとは。

 

しかし。しかしだ。

この展開にまたまた大逆転の舞台が用意されていた。

なんと、このナカ、ジョッキの3分の2はあろうかという焼酎のボリューム。

罠だとばかり思っていたナカが、実は違う意味でトラップになっていた。

二重の罠。

 

ホッピーでナカ3杯いっただけで、クラクラする自分にとって、この強力なナカはこれだけで昇天してしまう。

仕方ない。ちょびちょび飲みながら、薄めていくことにしよう。

 

〆はかけそば。

280円。

そば・うどんは300円均一から外れるらしい。

これがおいしかった。

講演が終わっての懇親会で1杯、そしてワインバー「ヤミツキ」でワインを1杯、そしてこの日2軒目のホッピーでとどめ。

 

店を出ると、隣の店が立ち飲み屋であることに気が付いた。

やきとり「平助」。

でも、今夜はもうやめておこう。

 

横浜の立ち飲み、いいなぁ。

 

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