「次行こう」となり、今度は思い出横丁へ。
N屋さんは「岐阜屋」をスルーした。多分、「岐阜屋」が好きじゃないのだろう。はてさて、今度は一体どこに辿り着くのだろう。岐阜屋から数軒駅よりの店で、N屋さんは止まった。
「第二宝来家」。
今日の3軒のうち、最も雰囲気のあるお店である。この店、自分も前から気になっていた。
店の奥のテーブルにポジションし、N屋さんは本格焼酎のロックをオーダーした。N屋さんが本気モードを出したように見えた。自分は2ラウンド目の「ホッピー」。ところが、セットは680円との表記。これは観光地価格だ。ちなみに「ホッピー(なか)」は350円。一杯おかわりするだけで1,000円の壁を突破する。これは高い。
だが、1,3軒目の店で自分が支払っているので、ここはN屋さんの番。何も気にしないでオーダーした。
「第二宝来家」は串焼きのお店だった。だが、一品料理も充実していて、N屋さんはいろいろ注文した。
「子持ちししゃも」、「山かけ」、「もつ煮込み」。
多分、N屋さんは落ち着いた本格居酒屋が一番好みなのだろう。世田谷の一等地を立ち退き、唸るほど金を持つおっさん。チェーン店でお茶を濁していたのは、適当なところがなかったからだ。
2ラウンド目の「ホッピー」が徐々に効いてきた。段々、記憶が曖昧になってくる。話しの内容もぐだぐだになってきた。
入店当初はお客さんもあまりいなかったが、少しずつお店も賑わってきた。厨房と席が近いので、オーダーの追加は大声を出せば済んだ。
「なか、ください」。
「あいよっ」。
厨房の人は姿が見えないが、声は勇ましい。
お料理はいずれもおいしく、雰囲気も悪くはなかった。「第二」とあるのは、どこかに本店があるのだろう。
飲みものの値付けは強気。だって「岐阜屋」に行けば、もっと安価に「ホッピー」が飲めるんだし。ここはやっぱり評価できない。人気店のようだから、仕入れも仕切りは安いんじゃないかな。もしそうなら飲みものの利益率は厚く設定している。
これにてN屋さんとのお疲れ様会はお開き。かえって、疲れた。
憶えておこうっと。
でも串焼きより、モツ煮、ポテサラ、肉じゃがコロッケに食指が湧きますな。
この横丁に接するCoCo壱に2回、入ったことがあるのですよ。昼です。
その後、この横丁をフラッと見て廻りました。
こんにちは。
もう、この横丁は外国人観光客ばっかりです。ある意味、オーバーツーリズムと言っていいかもしれません。
串焼きよりも一品料理の方がいろいろ楽しそうです。
「CoCo壱」は表通りにありますね。ジャンさん、「CoCo壱」好きですねー。自分はいろいろシステムが面倒くさくて、どうも好きになれません。高いし。