イベント、「晴レの酒、花の宴。」で少ししか酒が飲めず、不完全燃焼で帰宅の途に。けれど、このまま家には帰れない。腹も減ったし、だいいち酒モードで外出してきたのに、生殺しのような状態で。
こりゃ駅前で平澤さんに寄って行かなくちゃ。熱い「丸眞正宗」飲まなきゃ。日曜日の午前中、当然お店は空いてるだろうと思いきや、予想に反して大混雑。後ろのカウンターでも飲んでいる人が。そっか、今日は王子神社の初午か。道理で。しかし、ここで怯んではいけない。突撃していくのみだ。
「丸眞正宗」を「熱燗」で。
おでんは、「カレーボール」に、「ロールキャベツ」。これは外せない。そして「だいこん」と「玉子」。
これこれ。冬のド定番。自分は裏のカウンターにポジションしてスタート。背後にいるうるさいオヤジはばかでかい声でこう言う。
「一年に一回しか来なくてわりいな」。
どうやら初午の時しか平澤さんには来ないらしい。
「そんでもって、いっつもさ、『扇屋』の玉子、ここに忘れちゃうんだよ」。
その忘れ物も年中行事なのか。
熱い「丸眞正宗」を一口飲ったら、ひと心地ついた。いやはや、滝野川のイベントには参った。酒は晴レじゃなくていい。平澤さんで十分楽しい。そもそも、「晴レの酒、花の宴。」の目的がよく分からない。誰に何を見せようとしてるのか。北区民を対象にしてるのなら、ちょっとした侮辱だし、北区以外の人も含めてターゲットにしているのなら片方落ち。だって、北区のソウルフード、おでんをイベントから外してる訳でしょ。まるでおでんがケなら、チーズは晴レともきこえる。いや、今や北区民以外でも北区のおでんは特別だと思う人は少なくない。赤羽の「丸健水産」、そして王子の「平澤かまぼこ」。確かに、イベントでジモティの「トキハソース」が出店したのはOKだけど、日本酒とやきそばっていまいち合わない。2月という開催日を考えたら、日本酒に合うのはおでんじゃないかなと思う。「晴レの酒、花の宴。」に、丸健さんや平澤さんが、こぞって出てきたら、それこそもっと盛り上がっていたと思う。いや、それって晴レじゃないからとなったらそれまでなんだけど。
ともあれ、平澤さんがあって助かった。もし、平澤さんがなかったら、浮かばれないまま、燻った気持ちで家に帰っていただろう。
しかし、平澤さんのおでんは相変わらずうまい。
ところで、半年前にいただいた、ネパール料理の「モモ」。まだあるのかな。気っ風のいい、ちいママに聞いたら、「最近忙しくてやってない」って。そりゃ残念。しかし、その、かわりにメニューに「チキンカレー」がラインナップされている。おでん屋にカレーって。
冷えた体に「丸眞正宗」が沁み渡る。温かい温もりに思わずホッ。熱燗をもう一杯おかわりして帰宅の途に着いた。
「晴レの酒花の宴」に限らず、日本酒イベントは主催者側の自己満足のところがあるようです。
あ、そうでしたね。「えんや」のお隣ですね。すっかり忘れてました。日曜日はとにかく飲みたかったから、「えんや」は目に飛び込んで来なかったです。
くだんのイベントは観光協会主催なんですが、仕事が役所っぽいです。
こちらのおでんでは見たこと無いですね。
いつもありがとうございます。
カレーボールはカレー味のつみれです。
この一品は自分の定番です。