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居酒屋さすらい 1313 - たまんね~よ。大阪の立ち飲み - 「のんきや」(大阪市浪速区恵美須東町)

2018-04-17 23:14:04 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

「平野屋」を出て、もう一軒。せっかく、ジャンジャン横丁に来たのだから、梯子しないともったいない。

「平野屋」の次に混雑している店を物色していると、「のんきや」という店が、繁盛していた。見たところ、一人として入るスペースがない。ぼんやりと店の間口に立っていると、「お兄さん、奥行って」と声がかかった。狭いスペースを、なんとか通してもらい、店の奥にたどり着くと、そこはもうカウンターも途切れた本当の店の奥だった。

「平野屋」で、既にお酒をいただいていたから、引き続き、「酒」を熱燗でオーダー。困ったのは、酒の種類が「特級」、「一級」で分かれていること。時代の流れを感じさせる。「一級」っていうのも、恥ずかしかったので、「安い方」と言ってしまった。その酒、やはり、ちろりで出してくれて、ちょっと嬉しい。困ったのは、酒の置き場。はじめは、酒の置き場がなく、かろうじて水平になっていた段ボールの上に酒を置く。酒だけならば、まだいいが、つまみを置くのは、難儀だなと思っていたら、ボクの横の人が帰って行った。そこで、ようやくカウンターが使えるようになった。

「のんきや」は、おでんの店だった。

厚揚げに練りもの、そして玉子、3品をとってもらった。このおでんは、まさに関東煮。出汁がやや黒い。

熱燗に合う、合う。

店の主人は、まだ若く、てきぱきと働く。掛け声もいいし、動きもいい。

メニューはかなり多く、次々にメニューが増えていったのがわかる。短冊メニューの下に、また短冊メニューが貼られることで、短冊はまるで凧の足のようになっていた。

その後、ボクは堰をきったように、酒をお代わりし、つまみを頼んだ。正直、それらが何かよく分からない。けれど、お腹に優しいつまみだったことは間違いない。

すっかり、酔っ払ってしまった。

「平野屋」と「のんきや」は甲乙つけがたい。どちらもジャンジャン横丁を代表する立ち飲み屋なのだろう。

「食べログ」の点数は、「平野屋」が3.51、「のんき屋」が3.58(2018年4月17日現在)。点数は若干差があるが、それはあって、ない様なものと思う。

ジャンジャン横丁に初めて来たのに、いきなりいい店に出会ってしまった。

たまんね~よ。大阪の立ち飲み。

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