「4eme+」(キャトリエムプラス)を出た後、わたしは再び酒場を探し始めた。
さすがに、「ギネスドラフト」のハーフパイントとコーンチップスだけでは、あまりにも不完全燃焼だったからだ。
散々、歩きあぐねたから、実はもうくたくたで、さっき目にかけていた店を訪れることにした。
「立喰酒場 Shun」。
高島屋から西にもうひとつの筋に入ったところにある店だ。
「立喰」とあるが、全然立ち飲みではない。
しかも、この「立喰」のフレーズ、どこかで聞いたことがある。
有名なところでは、渋谷区神泉の「立喰酒場 buchi」。
ここは熊猫、行ったことないが、各雑誌で掲載される有名店だ。
そして、上野の駅ビルにテナントする「立喰酒場 buri」。
さらには、この「立喰酒場Shun」である。
果たして、この3店に相関関係はあるのだろうか。
まず、店内の状況から推測すると、いずれも似ているといえる。
カウンターは程よいRが入り、ステンレスのような装飾と木目調の硬い材質の木がコラボして店内の中央に配置されている。
どちらかといえば、洋風ではあるが、和の要素も店内に散りばめている様子はいずれも共通している。
果たして、3店はそれぞれ異なる経営なのだろうか。
それとも、系列店か、暖簾分けした店なのか。
ひとつ気になったのが、「buchi」とか「Shun」とかって、どうしても人のニックネームに見えてしまう。
あくまで、これは熊猫の推測なのだが、もしかしてこれは暖簾分けしたオーナーのあだ名を店に冠しているのではないだろうか。
しかし「立喰」って。
行儀悪くないか。
立ち飲みにも「飲」と「呑」の二通りあるが、いずれもイメージには大差がない。
だが、「食」と「喰」は大きなイメージの落差がある。
「喰」の方が断然野蛮だ。
「酒場放浪記」の吉田類さんは自身の著書「東京 立ち飲み案内」(メディア総合研究所)の「buchi」の章でこんなことを書いている。
「立喰酒場を掲げるだけあって、さすがに女性ファンが多い」。
そうかなぁ。
それは関係ないし、むしろマイナスイメージじゃないかなぁ。
ともあれ、「Shun」も立ち飲み屋ではなかった。
いささかがっかりしながら、店に入ったが、店内でも大きく幻滅するような出来事がたくさんあった。
店に活気がないのである。
客はわたしを含めて3人。欧米人の2人組が談笑している。
次にがっかりしたのが生ビール(スーパードライ=390円)の味である。
味が薄いのか、それともサーバー内を洗浄していないのか、定かではないが、なんとなくおかしな味がする。
それでも、なんとかビールをやっつけながら「牛のもつ煮込み」(460円)を頼んだ。
しかし、「煮込み」の値段が高い。
「buri」に比べれば「塩モツ煮込み」は650円なので、まだ安いとも言えるが、一般的なレベルからすると、「Shun」の煮込みは高いと言わざるをえない。
味はまぁまぁだった。
ビールを飲み干し、次に酎ハイを頼んだ。
ベルギービールの「ヴェデット・エクストラホワイト」(690円)も気になったが、やはり、酎ハイである。
BGMはレゲエ。
「シュガー・マイ・ノット」がかかっている。
懐かしい。
薄型テレビもあるが、エクストリーム系のビデオがかかっているのみだ。
ここは元々、立ち飲み屋だったのか。
そうなるとすれば、最近流行の「転び立ち飲み」(元々、立ち飲み屋だったものが、意に反して椅子を入れること。語源は遠藤周作先生の「沈黙」から、熊猫が勝手に命名した)ではないか。
ここ数日街を歩いて、熊猫は「転び立ち飲み」を数軒発見した。
湯島の「えどや」、十条の「龍馬」。
やっぱ、椅子がないとお客は入らないのかねぇ。
この店、外観は赤を基調とした店舗で中華料理屋すら思い起こさせるが、内装は完全に洋風。
しかし、飲み物は焼酎あり、バーボンあり、サワーありで何でもありといった様相。
一方、酒肴も「煮込み」もあれば「生春巻き」「スープカレー」「お新香」「トマトとバジルのブルスケッタ」など幅広い。
明らかに女性をターゲットにしているのは分かるが、酒飲みの立場から見れば、ごちゃごちゃ感は否めない。
会計時に何故か飴を貰った。
更にスタンプ式のポイントカードもついてきた。
77ポイント集めたら、「お好きなボトルをプレゼント」と書いてある。
洗練されているのか、泥臭い店なのか、ちょっと分からない店である。
さすがに、「ギネスドラフト」のハーフパイントとコーンチップスだけでは、あまりにも不完全燃焼だったからだ。
散々、歩きあぐねたから、実はもうくたくたで、さっき目にかけていた店を訪れることにした。
「立喰酒場 Shun」。
高島屋から西にもうひとつの筋に入ったところにある店だ。
「立喰」とあるが、全然立ち飲みではない。
しかも、この「立喰」のフレーズ、どこかで聞いたことがある。
有名なところでは、渋谷区神泉の「立喰酒場 buchi」。
ここは熊猫、行ったことないが、各雑誌で掲載される有名店だ。
そして、上野の駅ビルにテナントする「立喰酒場 buri」。
さらには、この「立喰酒場Shun」である。
果たして、この3店に相関関係はあるのだろうか。
まず、店内の状況から推測すると、いずれも似ているといえる。
カウンターは程よいRが入り、ステンレスのような装飾と木目調の硬い材質の木がコラボして店内の中央に配置されている。
どちらかといえば、洋風ではあるが、和の要素も店内に散りばめている様子はいずれも共通している。
果たして、3店はそれぞれ異なる経営なのだろうか。
それとも、系列店か、暖簾分けした店なのか。
ひとつ気になったのが、「buchi」とか「Shun」とかって、どうしても人のニックネームに見えてしまう。
あくまで、これは熊猫の推測なのだが、もしかしてこれは暖簾分けしたオーナーのあだ名を店に冠しているのではないだろうか。
しかし「立喰」って。
行儀悪くないか。
立ち飲みにも「飲」と「呑」の二通りあるが、いずれもイメージには大差がない。
だが、「食」と「喰」は大きなイメージの落差がある。
「喰」の方が断然野蛮だ。
「酒場放浪記」の吉田類さんは自身の著書「東京 立ち飲み案内」(メディア総合研究所)の「buchi」の章でこんなことを書いている。
「立喰酒場を掲げるだけあって、さすがに女性ファンが多い」。
そうかなぁ。
それは関係ないし、むしろマイナスイメージじゃないかなぁ。
ともあれ、「Shun」も立ち飲み屋ではなかった。
いささかがっかりしながら、店に入ったが、店内でも大きく幻滅するような出来事がたくさんあった。
店に活気がないのである。
客はわたしを含めて3人。欧米人の2人組が談笑している。
次にがっかりしたのが生ビール(スーパードライ=390円)の味である。
味が薄いのか、それともサーバー内を洗浄していないのか、定かではないが、なんとなくおかしな味がする。
それでも、なんとかビールをやっつけながら「牛のもつ煮込み」(460円)を頼んだ。
しかし、「煮込み」の値段が高い。
「buri」に比べれば「塩モツ煮込み」は650円なので、まだ安いとも言えるが、一般的なレベルからすると、「Shun」の煮込みは高いと言わざるをえない。
味はまぁまぁだった。
ビールを飲み干し、次に酎ハイを頼んだ。
ベルギービールの「ヴェデット・エクストラホワイト」(690円)も気になったが、やはり、酎ハイである。
BGMはレゲエ。
「シュガー・マイ・ノット」がかかっている。
懐かしい。
薄型テレビもあるが、エクストリーム系のビデオがかかっているのみだ。
ここは元々、立ち飲み屋だったのか。
そうなるとすれば、最近流行の「転び立ち飲み」(元々、立ち飲み屋だったものが、意に反して椅子を入れること。語源は遠藤周作先生の「沈黙」から、熊猫が勝手に命名した)ではないか。
ここ数日街を歩いて、熊猫は「転び立ち飲み」を数軒発見した。
湯島の「えどや」、十条の「龍馬」。
やっぱ、椅子がないとお客は入らないのかねぇ。
この店、外観は赤を基調とした店舗で中華料理屋すら思い起こさせるが、内装は完全に洋風。
しかし、飲み物は焼酎あり、バーボンあり、サワーありで何でもありといった様相。
一方、酒肴も「煮込み」もあれば「生春巻き」「スープカレー」「お新香」「トマトとバジルのブルスケッタ」など幅広い。
明らかに女性をターゲットにしているのは分かるが、酒飲みの立場から見れば、ごちゃごちゃ感は否めない。
会計時に何故か飴を貰った。
更にスタンプ式のポイントカードもついてきた。
77ポイント集めたら、「お好きなボトルをプレゼント」と書いてある。
洗練されているのか、泥臭い店なのか、ちょっと分からない店である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます