一向に辞める気配のない広島カープの指揮官。オールスター明けの後半戦もカープの不甲斐ない戦いは続く。
チーム打率.276はリーグ1位。本塁打110本は讀賣に次ぐリーグ2位だ。それにもかかわらずチーム総得点はリーグ5位の382点。この数字が山本浩二監督の責任問題を如実に表している。(数字は8月1日現在)
まぁ、いい。将来の球団役員になるご身分だからシーズン途中での解雇は松田元オーナーも決断できるわけがない。シーズン終了後にはお辞めになるはずだから、もうこれ以上言うことはやめよう。
さてドラフト改革が現在話し合われている。
日本プロ野球機構は7月19日の実行委員会、オーナー会議で、10月3日に高校生、11月18日に大学、社会人と2回に分けて開催することを承認している。
もし、このドラフトが行われた場合、チーム戦力の均衡を保持するという本来のドラフト制度の意義は全く損なわれることになるのではないだろうか。
大学・社会人の自由獲得枠を一名、高校生ドラフトの一巡のみの指名入札制度とし、以下の指名をウェーバー制にするとはいえ、大学・社会人のナンバーワンを両方獲得できる可能性がこのドラフト制度だ。
93年の「逆指名制度」、或いは01年の「自由獲得枠」の導入などによって、それ以降の広島カープのドラフト戦略は苦戦しているという意見がある。小関順二氏の著書、「プロ野球問題だらけの12球団」(草思社)の一節に、そのような指摘があったはずだ。だが、地方の埋もれていきそうな才能を磨き上げるカープの育成戦略に変わりはなく、若手もしっかり成長してきている。前掲のチーム成績がそれを証明しているといえよう。
しかし、と言わざるをえない。今回のドラフト改革は育成路線を方針とする球団にとって選手編成は圧迫されるはずだ。高校生と大学・社会人とを分けて指名できれば、更に綿密なドラフト戦略が可能である。強い球団とそうでない球団との格差は更に広がる可能性が懸念される。
戦力均衡の観点からいけば、自由獲得枠の完全撤廃。そして、選手会が主張する完全ウェーバー制であろう。
追記/支配下選手の拡大案については賛成。準プロ契約で保有可能な支配下選手枠撤廃はかねてより広島カープ球団が声高に要求していた要望であった。これで少なくとも野球人口の裾野拡大は行えるだろう。そして、埋もれそうな才能も日の目を見るかもしれない。
チーム打率.276はリーグ1位。本塁打110本は讀賣に次ぐリーグ2位だ。それにもかかわらずチーム総得点はリーグ5位の382点。この数字が山本浩二監督の責任問題を如実に表している。(数字は8月1日現在)
まぁ、いい。将来の球団役員になるご身分だからシーズン途中での解雇は松田元オーナーも決断できるわけがない。シーズン終了後にはお辞めになるはずだから、もうこれ以上言うことはやめよう。
さてドラフト改革が現在話し合われている。
日本プロ野球機構は7月19日の実行委員会、オーナー会議で、10月3日に高校生、11月18日に大学、社会人と2回に分けて開催することを承認している。
もし、このドラフトが行われた場合、チーム戦力の均衡を保持するという本来のドラフト制度の意義は全く損なわれることになるのではないだろうか。
大学・社会人の自由獲得枠を一名、高校生ドラフトの一巡のみの指名入札制度とし、以下の指名をウェーバー制にするとはいえ、大学・社会人のナンバーワンを両方獲得できる可能性がこのドラフト制度だ。
93年の「逆指名制度」、或いは01年の「自由獲得枠」の導入などによって、それ以降の広島カープのドラフト戦略は苦戦しているという意見がある。小関順二氏の著書、「プロ野球問題だらけの12球団」(草思社)の一節に、そのような指摘があったはずだ。だが、地方の埋もれていきそうな才能を磨き上げるカープの育成戦略に変わりはなく、若手もしっかり成長してきている。前掲のチーム成績がそれを証明しているといえよう。
しかし、と言わざるをえない。今回のドラフト改革は育成路線を方針とする球団にとって選手編成は圧迫されるはずだ。高校生と大学・社会人とを分けて指名できれば、更に綿密なドラフト戦略が可能である。強い球団とそうでない球団との格差は更に広がる可能性が懸念される。
戦力均衡の観点からいけば、自由獲得枠の完全撤廃。そして、選手会が主張する完全ウェーバー制であろう。
追記/支配下選手の拡大案については賛成。準プロ契約で保有可能な支配下選手枠撤廃はかねてより広島カープ球団が声高に要求していた要望であった。これで少なくとも野球人口の裾野拡大は行えるだろう。そして、埋もれそうな才能も日の目を見るかもしれない。
なーんか良い勝負ですね、この3連戦。
ほっんとに今年のプロ野球、気の抜けたコーラの様です。