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居酒屋さすらい 0437 - つまみはサンセット - 「ちゃんぷる ビーチ居酒屋」(国頭郡恩納村)

2011-05-13 14:24:26 | 居酒屋さすらい ◆地方版
青い空に白い雲、万座の海は極めて青い。海に向かって左手に万座毛。日差しは強いが、東京ほど暑くはない。
わたしは、白い砂のビーチに腰掛けてパラソルの下でオリオンビール。
波の音が心地よく、これだけでとても幸せな気分になってくる。
あぁ今頃、東京は異常な暑さの中で人々はあくせく働いているんだろうなと思う。

夕方になって食事に出かけた。
宿泊しているANAインターコンチネンタルホテルの敷地内にある居酒屋。家族揃って。
旅行中はずっと娘が熱を出しており、沖縄旅行3日目のこの日が初めての外食となる。

18時過ぎ、ホテルのロビーから無料バスに乗ってチャペルへ。このチャペルの横にあるのが「ちゃんぷる ビーチ居酒屋」である。
目の前はホテルのプライベートビーチ。入り江の向こうは今にも沈んでいきそうな夕日が見える。
2階にあるこの居酒屋の眺めはまさに最高だった。

居酒屋と銘打ってはいるが、実際の体裁は居酒屋とは程遠い。カフェのようでもあるし、レストランといってもいい。
クリーム色の壁はお洒落だし、観葉植物はいかにも南国に来たと思わせるものばかりだ。間口は意外にも狭い。しかし、その間口の両側にシーサーが鎮座しているところが、わたしたちを特別な気分にさせてくれる。

さて、どこに座ろうか。
室内もお洒落でテーブルなどの什器も高価なものを使っている。店内も素敵だが、外のバルコニーで食べるのもいい。眼前のビーチと更に向こうに見えるサンセットは今が一番のハイライトかもしれない。
バルコニーのテーブルに案内してもらった。

まずは、生ビール。
もちろん、オリオンである。
ビールというのは不思議なもので、必ずその地の気候にあったビールが出来上がるのである。このオリオンもまさにそうだ。
やや乾いた感じのある喉越し。たっぷり汗をかいた喉に極々と飲める爽やかなビールである。
子どもたちはウーロン茶。
沈みゆく太陽を見ながら、家族で乾杯した。

夕方の風が吹き抜けてくる。ちょっと強い風だ。
娘は少し寒いと言った。まだちょっと熱があるのだろう。

気もそぞろにメニューを選ぶ。
凄い!メニュー表を斜めに読んでも逆さに読んでも沖縄だ。
例えば、「泡盛漬け豆腐よう」(500円)「.ミミガーのピーナッツ和え」(400円)「ウチナースーチカー」(500円)「恩納村生まれの海ぶどう」(550円)「ウチナー豆腐にスクガラス」(300円)「ジーマーミー豆腐」(450)などなど。

またこんなものもある。
「ラフテー」(700円)「ソーキの煮込み」(850円)「ターウムの唐揚げ」(400円)「沖縄健康野菜血の采ハンダマのサラダ」(450円)「ゴーヤーのサラダ」(500円)

その中から「ラフテー」「沖縄風塩焼きそば」「海ぶどう」をチョイスした。

料理を待っている間、家族で遠くの海を眺めていた。幻想的なサンセットだった。刻一刻と空の色が変化していく。子どもの頃はこんな夕陽を時々見たような気もしたが、最近は全く見ることもなくなった。そういう環境がなくなったか、それとも見る時間がなくなったか。その両方かもしれない。

料理が来るのはかなり遅かった。
その間、2杯目のビールをお代わりし、サンセットショーに見入った。
もう、これだけで十分だった。これだけでもう何もいらなかった。

やがて、料理が運ばれてきた。
すでに夕日は水平線に消え、夕闇が迫りつつあった。
つまみは、正直言って普通だった。
「ラフテー」の下に敷いてあるもち米のようなものは初めて見たが、たいした感動はなかった。「沖縄風塩焼きそば」はちょっと油が多く、子どもたちにも不人気だった。そもそも、「沖縄風」というのが分からない。風って何だろう。「沖縄の塩焼きそば」ではいけないのか。

その中で感動したのが「海ぶどう」だった。
恐らく恩納村で養殖されたものだと思うが、これはなかなかいい。特製のドレッシングで食べる海ぶどうは独特の歯ごたえと共においしい。

ビールは2杯でやめておくことにした。
あとは部屋に戻って、泡盛で一杯やろうかと思った。
波の音を聞きながら。
子どもたちの寝息と共に。
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