―「引きこもりのニートもどき」から「世界を股にかけて転戦するパラグライダーのプレイヤー」まで「ドメスティックorワイド」(なんのこっちゃ)な活動を続ける「ふらいんぐふりーまん」からこんな手紙が届いた。―
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師よ。俺は今日本を離れ、マニラに来ているよ。
マニラといってもフィリピンではなく、オーストラリアのシドニーから北西に500キロほど行った田舎町のマニラだ。地図で調べても出てこないような田舎だが、昔は鉱山があって栄えていたころもあったようだ。
何百年(?)か前にはちょっとしたゴールドラッシュもあってか、町並みは西部劇に出てくるような、一階パブ&2階安ホテルといった建物、(西部劇の主人公、悪役登場シーンでよくある、入り口の、押して入るとばねでビヨーンビヨーンと戻るタイプの扉があったりするんだ師よ。)小さな銀行・郵便局・しょぼいスーパー・肉屋・雑貨屋・レストラン・英・豪でおなじみフィッシュ&チップス・バーガーショップなどの軽食屋で構成されており、町のほぼ真ん中には時計台があるといった、ほんと西部劇のセットのような田舎町だ。
で、何でこんなところにいるかというと、例年参加しているパラグライダーの大会に参加するためで、実は今年は、来年ここで行われる世界戦の前哨戦があるため、俺は、パラグライダーの修行と練習、そして来年世界戦に参戦するための日本のランキング上昇、ポイント獲得のために、今年も再びここに来ているという訳だ。
真夏、そしてほとんどが平地で緑が少ないという土地柄もあって、非常に暑い毎日が続いている。たぶん日々35度近くになっているのではないだろうか。
ただ、すごく乾燥している分、日陰などに入ると風がそこそこあることもあって体感温度はそんなに暑くなく、日本のうっとうしい夏に比べると、俺はこちらの暑さのほうが好きだったりする。夜は結構涼しくなるしね。
さて、昨年のワールドカップ欧州ラウンド参戦以降、ほとんど引きこもりの状態だった俺は、久しぶりに日光に浴びながらのフライトは、日焼けと軽い熱射病、そして体中の筋肉痛といった予想通りの展開になっちまった。実は、マニラに来る前、冬場はスキーリゾートにもなる山間の「ブライト」(メルボルンから数百キロ)という町に約2週間、別の大会に参戦しており、見事絵に描いたような体たらくを演じてしまったわけだ。
「ブライト」は高原ということもあって、夏場はちょっとした避暑地になっていて、お金持ち系おじいちゃんおばあちゃんで賑わっていたよ。昼は30度近くになったりするんだけど、朝なんかは長袖シャツがちょうどだったりするくらいの気候で、ここマニラより全然涼しかったから、今回の最初の滞在がブライトで、ほんとに良かったなと思ったよ。
そんなブライトでの大会成績は、新しくグライダーを変えたせいもあってか、前半は心身ともに好調とは言えず、逆に気負っていなかったからか、非常に淡々と日々の競技をこなすことができた。更に、いつもなら好調の後に「案の定」といった感じで発生する(苦笑)でかい失敗もしなかったこともあって、なんと総合で2位という自己最高の成績を上げることができたんだよ師よ。
さらに今年はスポンサーがついていて、表彰台の3名には賞金がそこそこ出て、パラグライダーの大会では珍しいビッグマネー(これでビッグなんだから悲しい話なんだが・・・。)2000豪ドルをゲットすることができた。
ということで日本に帰ったら発泡酒じゃなく、一緒にエビスビールで祝杯を上げてくれ、師よ。あと、和民じゃなくて、けちけち軍団にふさわしくないリッチな店に行こうじゃないか師よ!
と、まあそんな感じで、引きこもりおっさんから健康おっさんに変身し、また、大会でもとりあえず一皮向けて、楽しくやってるよ。
2月24日から一週間はニュージーランド選手権、その後がプレワールドチャンピオンシップが一週間続く。2週間連続の競技はかなり厳しいが、まあ、倒れない程度にガツーンと行ってみるよ。
日本はまだ寒いか師よ?でも、俺が出たときに比べれば徐々に春の兆しが訪れているんだろうな。体に気をつけ楽しく過ごしてくれ師よ。野球のほうも来期のメジャー入りを楽しみにしてるよ。なお、メジャーを目指すなら酒も舐める位にしとけよ、師よ。(笑)
そして奥様にもよろしく。
んじゃあ、また。
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―実にT師らしい、快活な手紙だった。そこで、俺はT師にエールを送りたい―
元気そうで何よりだ、ふらいんぐふりーまん、ことT師よ。
そして、総合2位という快挙(ん?快挙といってしまっていいか?)、ホントおめでとう!
やったなT師よ。
F1の表彰台みたいに勝ったらシャンパンファイトみたいなのやるの?
いずれにせよ、気持ちよかっただろう?地元紙とか地元TVから取材は受けなかったか?それにしても、トリノ五輪で日本勢がふるわなかった中、日本の新聞各紙はこの世界戦で2位になったT師の活躍をしっかり報道しろよ(俺は昔、浦安市民の運動会のリレー競技で決勝進出を果たした際、浦安ケーブルテレビからインタビューされたぞ)。
しかし、豪ドルで2000ダラーか。一気に富豪じゃないか。豪だけに。
これで、旅費もペイしたんじゃないか。
賞金を稼いだということはプロパラグライダーといって差し支えあるまい。
ホントおめでとう。T師よ。
さて、24日からの試合の状況はどうなんだ?
好調は持続しているのか?
途中経過や結果を是非、速報してくれ。T師よ。
マニラのイメージはちょっと想像もつかないが、「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」(ロバート・ゼメキス監督 90年米国)のような感じか?あそこも町の真ん中に時計台があったと思うが・・・・。
是非、そんな西部劇の町で入り口の扉がビヨーンとバネになっている酒場を訪れ、「ミルク」と口にし、笑われるといったベタベタな西部劇酒場を訪問&報告してほしいナ。
東京はまだ寒いよ。
早く暖かくなってほしいと思う今日この頃だ。
そして、和民ではない、ちょっとうまい店で早く祝杯でもあげたいナ。
残り、2戦とも最高の結果を迎えられるよう、祈っているよ。
それと、T師よ。
俺が目指しているのはメジャーリーグではないぞ。そりゃぁ、メジャーにいければ、それに越したことはないが、あくまでも日本のプロ野球だ。
同じアスリートとしてお互いがんばろうぜ、T師よ。
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師よ。俺は今日本を離れ、マニラに来ているよ。
マニラといってもフィリピンではなく、オーストラリアのシドニーから北西に500キロほど行った田舎町のマニラだ。地図で調べても出てこないような田舎だが、昔は鉱山があって栄えていたころもあったようだ。
何百年(?)か前にはちょっとしたゴールドラッシュもあってか、町並みは西部劇に出てくるような、一階パブ&2階安ホテルといった建物、(西部劇の主人公、悪役登場シーンでよくある、入り口の、押して入るとばねでビヨーンビヨーンと戻るタイプの扉があったりするんだ師よ。)小さな銀行・郵便局・しょぼいスーパー・肉屋・雑貨屋・レストラン・英・豪でおなじみフィッシュ&チップス・バーガーショップなどの軽食屋で構成されており、町のほぼ真ん中には時計台があるといった、ほんと西部劇のセットのような田舎町だ。
で、何でこんなところにいるかというと、例年参加しているパラグライダーの大会に参加するためで、実は今年は、来年ここで行われる世界戦の前哨戦があるため、俺は、パラグライダーの修行と練習、そして来年世界戦に参戦するための日本のランキング上昇、ポイント獲得のために、今年も再びここに来ているという訳だ。
真夏、そしてほとんどが平地で緑が少ないという土地柄もあって、非常に暑い毎日が続いている。たぶん日々35度近くになっているのではないだろうか。
ただ、すごく乾燥している分、日陰などに入ると風がそこそこあることもあって体感温度はそんなに暑くなく、日本のうっとうしい夏に比べると、俺はこちらの暑さのほうが好きだったりする。夜は結構涼しくなるしね。
さて、昨年のワールドカップ欧州ラウンド参戦以降、ほとんど引きこもりの状態だった俺は、久しぶりに日光に浴びながらのフライトは、日焼けと軽い熱射病、そして体中の筋肉痛といった予想通りの展開になっちまった。実は、マニラに来る前、冬場はスキーリゾートにもなる山間の「ブライト」(メルボルンから数百キロ)という町に約2週間、別の大会に参戦しており、見事絵に描いたような体たらくを演じてしまったわけだ。
「ブライト」は高原ということもあって、夏場はちょっとした避暑地になっていて、お金持ち系おじいちゃんおばあちゃんで賑わっていたよ。昼は30度近くになったりするんだけど、朝なんかは長袖シャツがちょうどだったりするくらいの気候で、ここマニラより全然涼しかったから、今回の最初の滞在がブライトで、ほんとに良かったなと思ったよ。
そんなブライトでの大会成績は、新しくグライダーを変えたせいもあってか、前半は心身ともに好調とは言えず、逆に気負っていなかったからか、非常に淡々と日々の競技をこなすことができた。更に、いつもなら好調の後に「案の定」といった感じで発生する(苦笑)でかい失敗もしなかったこともあって、なんと総合で2位という自己最高の成績を上げることができたんだよ師よ。
さらに今年はスポンサーがついていて、表彰台の3名には賞金がそこそこ出て、パラグライダーの大会では珍しいビッグマネー(これでビッグなんだから悲しい話なんだが・・・。)2000豪ドルをゲットすることができた。
ということで日本に帰ったら発泡酒じゃなく、一緒にエビスビールで祝杯を上げてくれ、師よ。あと、和民じゃなくて、けちけち軍団にふさわしくないリッチな店に行こうじゃないか師よ!
と、まあそんな感じで、引きこもりおっさんから健康おっさんに変身し、また、大会でもとりあえず一皮向けて、楽しくやってるよ。
2月24日から一週間はニュージーランド選手権、その後がプレワールドチャンピオンシップが一週間続く。2週間連続の競技はかなり厳しいが、まあ、倒れない程度にガツーンと行ってみるよ。
日本はまだ寒いか師よ?でも、俺が出たときに比べれば徐々に春の兆しが訪れているんだろうな。体に気をつけ楽しく過ごしてくれ師よ。野球のほうも来期のメジャー入りを楽しみにしてるよ。なお、メジャーを目指すなら酒も舐める位にしとけよ、師よ。(笑)
そして奥様にもよろしく。
んじゃあ、また。
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―実にT師らしい、快活な手紙だった。そこで、俺はT師にエールを送りたい―
元気そうで何よりだ、ふらいんぐふりーまん、ことT師よ。
そして、総合2位という快挙(ん?快挙といってしまっていいか?)、ホントおめでとう!
やったなT師よ。
F1の表彰台みたいに勝ったらシャンパンファイトみたいなのやるの?
いずれにせよ、気持ちよかっただろう?地元紙とか地元TVから取材は受けなかったか?それにしても、トリノ五輪で日本勢がふるわなかった中、日本の新聞各紙はこの世界戦で2位になったT師の活躍をしっかり報道しろよ(俺は昔、浦安市民の運動会のリレー競技で決勝進出を果たした際、浦安ケーブルテレビからインタビューされたぞ)。
しかし、豪ドルで2000ダラーか。一気に富豪じゃないか。豪だけに。
これで、旅費もペイしたんじゃないか。
賞金を稼いだということはプロパラグライダーといって差し支えあるまい。
ホントおめでとう。T師よ。
さて、24日からの試合の状況はどうなんだ?
好調は持続しているのか?
途中経過や結果を是非、速報してくれ。T師よ。
マニラのイメージはちょっと想像もつかないが、「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」(ロバート・ゼメキス監督 90年米国)のような感じか?あそこも町の真ん中に時計台があったと思うが・・・・。
是非、そんな西部劇の町で入り口の扉がビヨーンとバネになっている酒場を訪れ、「ミルク」と口にし、笑われるといったベタベタな西部劇酒場を訪問&報告してほしいナ。
東京はまだ寒いよ。
早く暖かくなってほしいと思う今日この頃だ。
そして、和民ではない、ちょっとうまい店で早く祝杯でもあげたいナ。
残り、2戦とも最高の結果を迎えられるよう、祈っているよ。
それと、T師よ。
俺が目指しているのはメジャーリーグではないぞ。そりゃぁ、メジャーにいければ、それに越したことはないが、あくまでも日本のプロ野球だ。
同じアスリートとしてお互いがんばろうぜ、T師よ。
豪での第2戦となるニュージーランド選手権も昨日終了したよ。
なんと7日間で2日しか競技はできなかったよ。天気は最悪だ。ここ数日は雨がちだよ。
地元の友達から「今年は良くないぞお。」とは聞いていたが、こんなにひどいとは思わなかったよ。
という訳で暇な時間を使って、今回の参戦記をブログにしてみた。
http://onitobi.blog20.fc2.com/
からチェックしてみてくれ師よ。
(すまん、トラックバックっていうのをしてみたかったんだがあほだからうまくできなかったよ。)
雨などで水をさされたが、緊張感をもって残りの1戦でまたぶちかましてくれよ。
しかし、パラグライダーの専門用語ばかりでブログは半分くらいしか理解できなかったゾ。
東京も雨ばかり降っているよ。
少しずつ暖かくなってきてもいいのだが、相変わらず寒いよ。
師よ。
健闘を祈っているゾ。
いやあすっかり1週間ほどごろごろしたよ。明日からは何とかなればいいんだが、少しいやな予感がするよ。
さて、ブログは実は、日記のようなものをPDAで書き溜めてた奴を、この数日の暇な時間でブログ用に書き直して一挙にアップしたんだ。
ということで、完成したすぐ後で師に報告してるんだ。できたてって奴だよ。
なお、専門用語については言われると思ってたよ。基本的にはパラグライダーに興味のある人しか、見ない
だろうからと思って競技については特に説明なしでアップしてるんだ。
もし師のように分からない人がいる場合は、質問に返す形で説明しようかと思ってる。だから、なんかあったら質問してくれ。
んじゃあ、また師よ。
いや、いつの間に?と思ったんだが。
しかし、パラグライダーも深くて難しいんだななぁ。師の知らない面を見たような気がして少しジェラシーだ。
表彰台にあがる過程を是非読みたいものだ。
また、競技中の心の内面、葛藤や機微をもっと書いてほしいな。
期待しているぞ。師よ。
東京は久々に晴れたよ。
これから、山口にまたキャンプを張りに行ってくるよ。
健闘を祈る。