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K敷印刷に原稿を入稿しに錦糸町へ。
無事入稿した後、担当のS根さんと「たまには酒でも飲みましょうか」と誘うと、意外にも「OK」とのこと。そこで、錦糸町駅の方へ繰り出すのだが、いかんせん店をよく知らない。
S根さんに「どこか知ってる?」と尋ねると、「鳥けい」の名前を挙げた。
K敷印刷御用達のお店らしい。
ただ、いつもお店は混んでいて、入店できる保証はないという。とりあえず行ってみると、運良く座ることができた。
S根さん曰く「すんなりと店に入れるのはかなりラッキーです」。
2015年だったか、「鳥けい」は「夕焼け酒場」に登場した。あの、きたろうさんの番組である。個人的には西島まどかアナウンサーが好きなのだが、この番組で紹介されて以来、更に人気は上がったという。
S根さん、「今ではうちの社員も入れなくなりました」。
それほどの人気店である。
人気の秘訣は女将さんであろう。
美人なうえに、気配りが素晴らしい。
客あしらいとちゃきちゃきとした仕事ぶり、そのうえ優しい気配りをする全方位カバーには本当に恐れ入る。
常連も一見も分け隔てなくよくしてくれるその姿勢にはただただ脱帽だ。
ビールはアサヒ。ボクらは瓶ビールでまずスーパードライをいただいた。
鶏の盛り合わせと「自家製ポテトサラダ」(420円)をオーダー。以前、小欄で何度も書いたが、ポテトサラダはその店を象徴する。手作りなのか、そうでないか、じゃがいものほぐし方に愛があるか、マヨネーズを多用していないか、胡椒は何を使っているか。その他の具材に何を使っているか。「鳥けい」のポテサラはじゃがいもたっぷりの家庭的。なるほど、「鳥けい」は家庭的な味をウリにしていることが、これでよく分かった。
串焼きは様々な種類があり、メニューを眺めているだけで楽しい。
「もも」「ねぎま」「せせり」は各130円。「ヤゲンなんこつ」「ずり」「ぼんじり」(各130円)。
全て鳥である。
「手羽先」(150円)、「ささみわさび」、「ささみしそ梅」といった加工串も本当に食欲がそそる。
「つくね」はボール型。3つの玉が団子状に串にささるあれである。
盛り合わせの串焼きはもちろんタレで。
タレが店を表すといっても過言ではなく、ボクはおおいに期待した。
身はほどよく大きく、タレも濃厚の甘辛で、それでいてくどくない。これはうまい。
ビールを飲みほしたところで、ボクは「トマトジュース割」(400円)に。
S根さんは、もはやリタイアした。
聞けば、この後会社に戻って一仕事しなければいけないらしい。そうか、それは気付かなかった。では、早く帰ろう。
身支度をし始めていると、突然S根さんがこう言った。
「ここ、カレーパンがおいしいんですよ」。
え?「カレーパン」。
焼鳥屋に「カレーパン」という接点が見つけられなく、しばしS根さんに同じ質問をしていた。
「なんですか?カレーパンって」。
S根さんもよく分からないそうだが、店の名物といえば、「カレーパン」で、これはかなり有名な話しだそうだ。
そう聞いて頼まない訳にはいかない。
2つ「カレーパン」(各190円)を頼んでみた。
出てきたそれは、小ぶりの卵型をしたきつね色の揚げ物だった。およそカレーパンには見えない。
だが、一口ほおばってみて、その半信半疑が一挙に確信に変わった。
サクサクの衣に本格的な大人のカレー。これは素晴らしい。
パンが大きすぎないため、つまみ感覚で食べられる。もしこれが普通に大きければ、一気にお腹もふくらんでしまうことだろう。
S根さんが仕事に戻るというので、ボクも引き上げることにした。
酒場にカレーパン。およそ結びつかない両者である。だが、それに目覚めてしまえば、もはやそれは先入観に過ぎなかったことを悟る。だから、絶対「鳥けい」では「カレーパン」を頼むべきである。
「カレーパン」。
かなりおいしいです。
ひざげりさんは、錦糸町に行かれますか?
交通の便とか、怖いとかいう理由でw
でも、その分、探検も楽しいですよ。
立ち飲みもあちこちにあります。