吹雪のような雪がわたしの顔を叩きつけていく。夜の10時を回った頃、わたしは銀世界の郡山市内を彷徨った。
居酒屋を求めて。
勘だけを頼りにあてもなくただただ適当に。1時間以上も歩いたのに、探し出せた居酒屋はただの一軒。
串焼きの「八剣伝」というチェーン店。さすがにチェーン店はいいかなとやり過ごしたが、その後40分ほど歩いてもとうとう居酒屋は見つからなかった。
吹雪の中を歩いたせいですっかり体が冷えた。
だが、ホテルに大浴場があると実に心強い。
それがたとえ、人口温泉だとしても。
「ホテルルートイン郡山インター」内のお風呂「旅人の湯」。
さほど、広くもない浴場だが、骨の髄まで冷え切った体には天国のようだった。湯に浸かり少しずつ血が通い、生気を取り戻していく。
張りつめた体が弛緩していくのが分かる。
外の様子はここからはうかがえないが、恐らく雪はいまもしんしんと降り続けていることだろう。
誰もいない浴場。
ぼうっと灯った鈍い光が心地よい。
まるで時間が止まっているようだ。
時間とはなんと不思議なもの。
ふと、松尾芭蕉の句が浮かんだ。
「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」
それは旅人の時間が非日常であるからだろう。
居酒屋を求めて。
勘だけを頼りにあてもなくただただ適当に。1時間以上も歩いたのに、探し出せた居酒屋はただの一軒。
串焼きの「八剣伝」というチェーン店。さすがにチェーン店はいいかなとやり過ごしたが、その後40分ほど歩いてもとうとう居酒屋は見つからなかった。
吹雪の中を歩いたせいですっかり体が冷えた。
だが、ホテルに大浴場があると実に心強い。
それがたとえ、人口温泉だとしても。
「ホテルルートイン郡山インター」内のお風呂「旅人の湯」。
さほど、広くもない浴場だが、骨の髄まで冷え切った体には天国のようだった。湯に浸かり少しずつ血が通い、生気を取り戻していく。
張りつめた体が弛緩していくのが分かる。
外の様子はここからはうかがえないが、恐らく雪はいまもしんしんと降り続けていることだろう。
誰もいない浴場。
ぼうっと灯った鈍い光が心地よい。
まるで時間が止まっているようだ。
時間とはなんと不思議なもの。
ふと、松尾芭蕉の句が浮かんだ。
「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」
それは旅人の時間が非日常であるからだろう。
でかい風呂というのは、なんといっても気持ちがいいもんだよね。
そんな大浴場を貸し切り状態で独り占め。もう泳ぎ放題だな。(笑)
ただ、大浴場で一人は、ちょっと寂しすぎたりするね。
まあ、二人とかで非常にきまずいよりは一人の方がいいけど。
しかし、こないだまでアホのように暑くて風呂に入る気に中々ならなかったけど、でかい風呂にじっくりつかって、芯からあったまるのが、とてもいい感じの季節がやって来たね。
京都はそろそろ紅葉が最盛期になるよ。
すまん、師よ。素通りして。
レポートがたまっていたので、スルーさせてもらったよ。
もし、レポートがなければ、京都の紅葉を見ながら、銭湯探訪などもよかったのだが。
しかし、一気に冷え込んだね。
最近は春や秋が異常に短く去っていくね。
日本の風情もだいぶかわったな。
風呂だけは日本の情緒であってほしいね。