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中華さすらい160 - ネイティブっぽさはないが - 「皇記」(新宿区四谷)

2023-02-03 07:00:07 | 中華さすらい

四谷の帰り道、昼飯はかみさんが探した中華に向かった。

「皇記」というお店らしい。

今回、四谷三丁目の「南昌飯店」はパス。駅前の「新記」は子どもらに不人気で、新たな店の開拓に至った。

この、かみさんがネットで見つけた「皇記」もどうやら香港料理らしい。行ってみると、ガチ度の高い中華だった。

奥のテーブルでは、町内会とおぼしき老人が忘年会の名の下、シャンパンをあけている。コルクの開く音が店内に響きわたるのだ。

さて、我々は「空芯菜炒め」をオーダーしたが、空芯菜はその日仕入れがなく、「豆苗炒め」に変わった。お料理は娘のリクエストで、「五目炒飯」。

飲み物はデキャンタで紹興酒をオーダー。これが結構まろやかで旨い。しかも量もたっぷり。

四谷の中華は「新記」も含め、味付けが濃いのが特徴だが、「皇記」は更に濃い感じ。それがいいか悪いか、評価は難しいが、かみさんと娘は、「南昌飯店」と「新記」よりもおいしいと言う。味にうるさい息子がこの日は不在で、彼の意見を聞きたがったが、仕方ない。

「次回もここにしよう」となったから、またその時に息子の感想を聞こう。

お店は恐らく随分昔から営業していたと思われる。ビルが結構古い。四谷の一等地だし、町内会っぽい寄り合いの支持もあるし、間違いない中華だと思う。ただ、ワクワク感があまりない。自分の中で一番ワクワクしたのは、実は「新記」だった。何故だろうと考えたら、多分ネイティブ感なのかなと思う。自分の中の中華像って、酒飲み中華の要素と手加減なしのネイティブ感なのかな。で、「皇記」にはその2つの要素がなかったりする。長らく四谷で営業してきたと思われ、ネイティブ感はすっかり削ぎ落とされたのだろう。恐らく味付けもその例に漏れないと思う。味付けの濃さは個性として、テイストは日本向けになっている。だから、かみさんも娘も食べやすいと感じたと思う。ちなみにかみさんは八角、五香粉などは好みではない。その点、八角を程よく効かせた「新記」は好みじゃないのだと思う。

ともあれ、「皇記」も悪くはない。

四谷駅に近く、帰りは「鈴傳」で正月用の酒を買った。多分、しばらくその年の中華締めはここで過ごすことになりそうだ。

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