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居酒屋さすらい 1982 - 2022年〆酒場編 - 「杯一」(北区東十条)

2023-01-29 18:27:26 | 居酒屋さすらい ◆東京都内

一般的な仕事納めの日、自分も年末の挨拶に出かけた。田町に10時。そしてその後、もう一軒。でも、多分14時前には用事が済んでしまう。2022年の居酒屋納めは、せっかく田町に行ったのだから、あの店で迎えたかったが、それは多分無理だ。

家に帰って、一仕事。この日はもう、居酒屋納めモードだったから、どっかで飲もうと考えていた。地元のどこかといったら、もうあの店しかない。2022年を締める店。2022年に相応しい店。

「杯一」。

2022年に最も通った酒場が「杯一」だった。だがふと考えた。果たして、2022の居酒屋アワードになるかと考える。もうそんな時期だった。ただ、アワードに相応しいかといえば、ちょっと違う。特別秀でた店ではないからだ。この日はそれを見極めたいと思った。

お店到着16:50。既に多くのお客さんが来店している。コロナ罹患者は増えているが、「杯一」のお客さんも増えてきた。この店に初めて来た日はガラガラだったがコロナが日常化するにつれ、客は増えていった。この日は2/3の席が埋まっていた。ほぼ常連であろう。席にいた人たちは皆顔見知りのようだった。自分の隣の人は、カウンターの向こう岸の集団に競馬の話しに興じていた。

以前から思っていたが、この店の客は年齢層が高い。自分より、若い客を見たことがなかった。平均するとざっくり65歳といったところか。

さて、着席して第一声は「ホッピーセット」白。それの到着に合わせて、「キャベ玉」を追加オーダーした。

「キャベ玉」をはじめ、このお店のお料理は本当においしい。その点ではアワードには相応しい。雰囲気も悪くはない。ただ、大衆酒場らしい、グルーヴ感には乏しい。そして接客。女将さん、よくオーダーを忘れるし、話しをしない。

うむむと思った。

やがて、「キャベ玉」が来て、いつも通り、店員さんが、ケチャップやら、調味料をテーブルの前に出してくれた。相変わらず、食べ出があるお料理。赤羽のあの店とは違う、オムレツ状の「キャベ玉」。

うまい。うますぎる。これだけでも素晴らしいし、これだけ、いただきにあがる価値は絶対にある。それを考えれば、この店は唯一無二。だって、自分は「キャベ玉」と「ホッピー」を目当てにお店に行くのだから。さらに言えば、テーブル席がなく、コの字カウンターだけの店構えも大好きだ。

ならば。

ならば。

アワード2022もありかな。

そんなことを思いながら、2022年の居酒屋を締めた。

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