「杯一」を出たら、行き先はひとつ〜(小林幸子風に)。
〆はもう「土鍋・大餃子」、一択。けれど、ここにもまたアワードの壁が聳え立っていた。2022年、最も行った中華は「光栄軒」ではなかった。2021年に18回も行った「光栄軒」はその1/3に激減した。仕事が忙しく、なかなか足を運べなくなったのだ。「光栄軒」に変わって最多訪問になったのが、「香港亭」の9回。以下、「兆楽」と続く。2022年の「中華さすらひ」アワードは波乱含みである。その中で、彗星の如く現れたのが、「土鍋・大餃子」である。
「中華さすらひ」のアワードは2年続けて、「光栄軒」が獲得した。この2年間は無風であり、盤石だった。果たして、2022年はどうなるのか。
お店に入ると、店の奥へと通された。初めてのこと。今まで、店の手前側の、しかもいつも同じ席。それが、とうとう奥に通されたのだ。
何かの特典なのか。それとも常連さんとしてのステージに上がったか。なんだか分からない。本日2ラウンド目の「ホッピー」白をオーダー。
おや? 今夜はメガネっ娘は不在で、もう一人の女子が一人で切り盛りしている。
つまみに「きゅうりメンマ」をチョイス。これがバカうま。
メガネっ娘の影に隠れて、もう一人の女子はこれまであまり目立たない存在だった。だが、自分のジョッキが空になって、氷の音をカランとさせると、女子はたちまち反応して、何も言わずに「ナカ」のおかわりを支度してくれるのだった。
気がきくじゃないか。
2品目のおつまみに「腸詰」をオーダー。これが、結構ボリュームがあってうまい。ここまでは自分なりにいい展開だと思った。
やがて、自分の隣のテーブルに男女が来て、にわかに環境が変わった。女性の声がやたらと大きいのである。やれやれ、これは困った。その女性の顔をチラ見した、アバタ顔の女で、肌がとにかく汚かった。
さて、「ナカ」2杯をおかわりして、お会計。メガネっ娘は結局最後まで現れず、この日は女子一人が奮闘した。その女子がお会計してくれたのだが、意外な優しさも皆見えた。
なんだ、いい娘じゃん。
PayPayで会計。北区は30%割引で、合計1,400円のところを420円も戻ってくると嬉しい。つまり会計は1,000円しなかったってこと。
最後、女子は笑顔はなかったけど、なんとなく所作が優しくて、自分はちょっと女子を見直したのだった。
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