湯島天神大鳥居の北側、数mのところに古そうな煉瓦塀がある。
一部は朽ちており、ところどころブロックがない。
塀は連続しておらず、塀としての機能がないのは一目瞭然。
それでは、この塀は一体何なのか。
幾つかのブログで、かつてここは岩崎彌太郎の旧邸があって、この煉瓦塀はその当時のものという記述があった。
まさか。
そこで調べてみることにした。まずは明治の古地図を探してみた。
だが、当時の古地図は見つからない。
古地図から探すとしたら、国会図書館に行く必要があるだろう。
そこで、書籍から探すことにした。
司馬遼太郎「竜馬がゆく」には載っていない。本宮ひろ志「猛き黄金の国」にも載っていない。
三菱の社史・・・。
調べるには時間がなさすぎる。
三菱商会が東京に移転したのが1874年。彌太郎が池之端の旧岩崎邸を購入したのが1878年。
したがって、この4年間に彌太郎がどこに住んでいたのかが鍵である。
果たして、この煉瓦塀は岩崎彌太郎の住居跡なのだろうか。
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