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大学の春休み。
本をたくさん読もうと試みた。
本を読む楽しさを伝えてくれる本。
芸人ピースの又吉直樹が書いた「第2図書係補佐」。
実は1年ほど前に友人から借りたのだが、読了することができなかったが、今回早稲田の生協で見つけて購入してみた。
やっぱりおもしろい。
さすが芸人。関西弁で紡ぎだされる赤裸々な自分。
心のひだを言葉で紡ぐ才能はすごい。
そして、時には涙させてくれる。
「杳子」はさすがに涙した。
ここまで、自分の内面を精緻に表現できるその豊かな筆致。
素晴らしい。
この本は大切にしたいと思った。
今後の又吉に期待をしている。
570ページの分厚い文庫を一気に読んでしまったのが東野圭吾「流星の絆」。
このストーリテラーの物語は力がある。
正確に構造されたストーリー。
犯罪のバックグラウンドにある人間のどうしようもない愚かさと愛おしさ。
それでも、東野の視線は常に優しい。
その優しさに溢れたストーリーにいつも読者は涙する。
今回も電車の中で涙してしまった。
もう1冊。
「恋に死ぬということ」(矢島裕紀彦著)。
文豪たちの命を賭けた恋を書き留めたドキュメント。
久々に読んでみた。
太宰治の命を賭けた恋愛遍歴に心を動かされる。
あぁ、人はいつも恋に命を賭けているのだなと改めて感じた。
3月時点で読んだ本は全部で9編。
ペースが遅いな。
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