2015年は、怒涛のような日々だった。
1月には、ヘロヘロになりながら、卒業論文を書き上げ、その直後に親父が入院する。そして、2月に入り、自宅の引っ越し。親父か退院したら、次に叔母が入院した。3月は、大学を無事に卒業し、叔母も退院して、落ち着きを取り戻したかと思った矢先、親父の死である。
けれど、その5月に出した単行本と7月にも単行本を出し、その売上のおかげで、この年、ボクの仕事が5年ぶりに黒字化した。
ともあれ、こんな一年だったからか、居酒屋には記録上、123軒しか行けなかった。前年比27軒のマイナスである。但し、「居酒屋さすらい」に書けなかったエピソードも多々あるので、一概には言えない。
年間最多訪問店舗は新橋の「工藤軒」が2年続けて獲得。すっかり、ボクの定番の店となった。だが、ブログに記したのは、僅か一回きりである。
さて、2015年の「居酒屋さすらいアワード」は以下の5軒を飲みネートした。
● まるます家
● 馬力 錦糸町店
● 鳥樹
● にこ
● おざわ
なお、「まるます家」は3年連続の飲みネートとなった。これは快挙である。
さて、一気にアワードを発表する。
熟考に熟考を重ねた結果、錦糸町の「馬力」に決定。やはり、あの「もつ刺し」に勝るものはない。しかもメニューは多く、いずれも安い。競馬ファンが作る、あの場末感も大好きだ。
最終選考では、もう一軒、「にこ」が残ったが、シャレオツな雰囲気よりも、ガヤガヤしている方が性に合っているので、「馬力」とした。
「馬力」は2回目の訪問で初受賞である。
立ち飲みアワードは以下の2軒を飲みネートした。
● 寅屋(JR側)
● しげきん
●縄のれん
●元祖立ち飲み屋
●庫裏
立ち飲みは、どの店も甲乙つけがたい。ただ、どの店も古く、かつ斬新なアイデアでキャラを立たせている。ただ、正直いえば、一回の訪問だけでは分からない店もあったのも確かである。
ただし、実力的に見ると、「庫裏」の力は際立っていた。客あしらい、酒と肴のラインナップ。それをひとつひとつ、具現化した、2人の美人お姉さん。本当に素晴らしい店である。ちなみにボクは2015年だけで、2回訪問した。
2015年の立ち飲みアワードは、「庫裏」である。
「煮込みオブザイヤー」は、川崎の立ち飲み「元祖 立ち飲み屋」の「煮込み」である。
2年連続で、「工藤軒」が受賞してきた牙城をついに崩した。
ビールシェアの統計に異変が起きた。母数が少ないのである。その理由は、ボク自身、ビールを飲まなくなってきたからだ。最初にいきなり、ホッピーセットから行く機会が断然多くなった。
その結果が以下である。
アサヒ 13 37.5%
キリン 9 18.8%
サッポロ 9 18.8%
サントリー 8 16.7%
ナショナルブランドは、軒並みシェアを落とした。変わって躍進したのが、サントリーとクラフトビールである。
その中でも、アサヒの4年連続の栄冠はさすが。
ちなみに、クラフトビールのシェアは16.7%。ひたひたとメジャーのビールに近づきつつある。
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