「甲州屋」を出て2軒目へ。でも、怪鳥はなんだか行きたくなさそう。最近、めっきりはしごすることはなくなった。近所の中華と行ったら、「太白楼」だが、夜営業はない。
「この辺だと『錦』かな」。
「錦」という店名には覚えがあった。立ち飲み「洒落者」で飲んだ後、「餃子の王様」に行こうとしたら、途中で見つけた店だ。あの時もよっぽど入ろうかと思った。
「『錦』に行こう」。
すんなりと行き先が決まった。
浅草通りを渡ると、すっかりもう雰囲気は浅草に変わる。結界の中に入った気がするのだ。
そして、「錦」に辿り着く。
店頭のショーケースは時代を感じさせる。お店は多分古くから営っているのだと思う。だってさ、「味の店」というサブネームがついてるし。自分、このサブネームって、重要だと思う。太田和彦さんの、「居酒屋 味酒欄」はサブネームの記載は省略するが、実はこのサブネームにこそ、お店の魂が宿っていると常々思うのだ。だから、「居酒屋さすらひ」では極力、サブネームも記載するように心がけている。
そして、出てきたのが「味の店」である。余程、自信があるんだろうな。
まずは、「紹興酒」をボトルで貰う。
つまみは怪鳥がチョイスした、「川海老」。昔、居酒屋でも、この「川海老」を出すところは多かった。だが、今やもう、「川海老」がメニューに置くお店は絶滅危惧種である。それがこの町中華的お店でお目にかかるとは、しかもこんなにどどーんと。価値ある一品である。
か
怪鳥はここで、「川海老」が大好きなのだと吐露する。怪鳥とは、34年の付き合いになるが、その事実を初めて知った。若い、大体最初につまみとして頼むのは、この「川海老」と「ほっけ」と決まっていた。両方とも長持ちするからである。だが、今やこの両品とも居酒屋ではほとんど見かけなくなった。
お店はそこそこ混んでいたが、お客さんは東南アジア系の外国人ばかりだった。どうも観光客には見えないのだが、どういう訳か。コロナが去り、東京には外国人観光客が、戻りつつある。この浅草はその最たる例だ。飲食店もやはりインバウンドに期待するのだろうか。
つまみの追加は「ニラレバ炒め」。
僅か440円という驚き。盛りの見栄えは悪いけれど、確かに味はいいし、値段も安い。これは当たりだと思う。しかも、「ホッピー」もあるし。
浅草飲みのラストを飾るお店は、実は錦をも飾りたい
錦の後に清澄白河の寿司屋にも一人で行ったんだけどな・笑
君となら何軒でも行きたいけど、君がもうダメ、って感じだったよー。
そう感じたんだよ。
少なくとも、こないだの門前仲町は帰路を急いでたよ。まさかあの後もどこかで?
しかし、「錦」の後鮨に流れたのは驚き。
昔「大穴」の後、鮨に行ってたけど、あれは本当に驚いた。
あの後は帰りましたよー。
結果的にはカウンターの方が良かったような。
自分が奥に座って申し訳ない。
あの後は鮨なしだったか。
あの店でゆっくり飲むには店舗を選ぶ必要がありそうだね。都内より、神奈川の方が良いかもです。
ただ、自分はまだ「ニュータンタン」にそれほどの魅力を感じないんだよねー。
こないだは辛さ抑え気味だったから、今度は普通に行くけれど、まだ調査中って感じ。
それに信者を増やしたいとも思ってないから~。