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モザイクの一球NO.0009 FC東京 原博実監督を解任せよ!~東京ダービー~

2005-07-10 14:17:17 | モザイクの一球
 試合終了のホイッスルが鳴り響くとスタジアムを包んでいた応援の歌声は怒号へと変わった。
  わたしも加わって思いつくままの悪態を原博実監督にぶつけたい心境だった。
 東京ダービー決戦による異常な盛り上がりでわたしも試合前から大声で歌い、降り続く大粒の雨の中、1時間半もかかる帰宅の途を考えれば、怒る気力も湧かなかった。

  リーグ戦、10試合も勝利から見放されているFC東京。7月9日の東京ダービーもスコアレスドローに終わり、日の目は11試合見ていない。

 確かにDF陣を中心に多くの故障者を出した。こうした綻びからクラブは少しずつ機能不全に陥っていったことは理解できる。だが、故障者が戻った現在、何故かつての輝きが戻ってこないのだろう。

 失点を恐れ、DF陣はズルズルとラインを下げ、その結果、FWとの距離は間伸びし、ボールの連繋は極度に低下した。首位を走っていた第4節まではDFとFWの間隔がコンパクトだったため、プレスも充分に効いていたが、もはや見る影もない。

 リーグ戦再開後のセレッソ大阪戦(7月2日、味の素スタジアム)が象徴的だった。
後半開始早々2点を先制した東京だったが、その後がいけない。DFラインはズルズル後退していき、終盤は防戦一方に回った。わたしはかなり嫌な予感を覚えたものである。(結局後半ロスタイム、セレッソ、ゼ・カルロスに痛恨のFKを決められまたもやドロー)

 さて、この日の東京ダービーでも東京ヴェルディのFWワシントンと平本一樹の速攻を恐れ、DF陣はやや深め。やはり、中盤が間伸びしている。前節、川崎フロンターレ戦をわたしは見ていないが、恐らく同じようなバランスの悪さだったのではないだろうか。もし、そうだとしたならば、前回の問題を全く修正していないことになる。

 また、前線と最終ラインの間隔にくわえ、もうひとつ気になった点がある。
  スペースに走り出す、創造性のなさだ。
 例えば、石川直宏が右サイドを駆け上がっていく。するとFWルーカスは右によれて石川のケアにいく。たまらずヴェルディDF陣は二人のチェックに走る。すると、ヴェルディ陣内のペナルティエリア右側(FC東京側からみて)にぽっかりと大きなスペースが空くことがしばしばあった。だが、FC東京攻撃陣はヴェルディのゴール前に張り付いてクロスを待つだけ。誰もそのスペースに走ることはなかった。ただ一度、ボランチに入っていた梶山陽平がこのスペースを突いて、惜しいミドルシュートを放ってはいたが、スペースに飛び込んだのは、この一度だけ。

  このように長期的な低迷に入り、なかなか脱出できないのには理由がある。やはりその原因は指揮官にあるとしか思えない。
  原監督を庇うFC東京 椿原正浩社長の気持ちも理解できなくもない。だが、ナビスコ杯の予選リーグ敗退と、リーグ戦再開後3試合に勝利がない現状では原監督に退団いただく他あるまい。今季残りはS級コーチライセンスを取得した(っけ?)倉又寿雄ヘッドコーチを監督代行として据え、逆転優勝に望みを繋げてほしい。
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