![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/c0/6c6fe84959be75826f97f336c9fcda16.jpg)
飛行機の出発まで、まだ2時間も時間があった。
小倉で仕事を終え、新幹線で博多に。博多から空港までは地下鉄でものの5分程度だ。
どっか、立ち飲み屋みたいな店ないかな。
そう思いながら、博多の町をうろつくと、3分も経たないうちに立ち飲み屋はみつかった。
しかも、店頭には「焼酎全品100円」と書かれている。
ラッキー!
早速暖簾をくぐった。
店はまだオープンして間もないようだ。
カウンターはまだ白木の温もりが残っている。壁にもまだ汚れがなく、品書きもまだ新しい。うっすらと木の香りもする。
ははぁ。開店したばかりだから、「焼酎100円」セールをやってるんだな。
わたしは店のちょうど中央に陣取って、店を見回してみた。
とりあえず、ビールを貰おう。
アルバイト風の女の子に、そう告げたのだが、そのビールがなかなかこない。
女の子は店の裏のほうに行き、生ビールのタンクをやっとの思いで担いできた。
そして、サーバーにセットしはじめたのである。
実にタイミングが悪い。
ウチの社長だったら、機嫌損ねてるだろうな。きっと。
サーバーへのセットが完了して、いよいよジョッキを手に持ち、サーバーを捻ると、ボンっという音とともに泡が舞い散った。
わたしの頭に、そして、わたしのスーツに。ビールの泡が舞い降りた。
だが、女の子は、そんなことは気にもとめず、黙々とジョッキにビールを注いでいる。
そして、そのビールがわたしの前に置かれたのは注文から10分後。泡かけサービス付きで。
つまみの選択はすぐさま決まった。
モツ鍋、特製醤油味。
女の子に、それを告げると「売り切れです」と言う。だが、「味噌味ならあります」という。それなら、それを貰うか。
ちょうど、この立ち位置からは厨房の様子がよく見える。どうやら厨房は最近よく聞く、「オール電化」。最近の立ち飲み屋は違うね。
モツ鍋。といっても小ぶりの小さな土鍋が運ばれてきた。
早速、モツにかぶりついてみる。
はふはふ。
うむぅ、こりゃぁ、うまい。
さすがは本場。こりゃ、たまらん。小さな鍋だが、モツはけっこう入っている。これで、たったの350円だ。
モツをかじったら、焼酎が飲みたくなった。そこで、「芋をロックで」と頼むと、女の子は「さつま五代」(山元酒造㈱)を手にして、グラスについでくれる。
これも僅か100円なのに、グラスの半分くらい、(もちろん氷が入っているのだが)入れてくれた。
ツーフィンガーといったところか。
ちなみに、「100ダイニング」(居酒屋放浪記NO.0088)は200円でワンフィンガーだった。
さっきまで、黙々と飲みに徹していた隣のおじさんが女の子に声をかけた。
「いつも焼酎、100円なの?」
いるよねぇ。こういうおっさん。人の話を聞かない奴。でっかく、目の前に書いてあるじゃん。「本日まで」って。
ふふふ、きっとオレもすぐこうなるんだろうな。
ふと、カウンターの端に目をやったら、焼酎の「中々」(黒木本店)が!なんと、置いてあるではないか。も、も、も、もしかして、これも100円か?
そう思って女の子に聞いてみると、どうやらおじさんの早とちり。んなわけねーよな。 それを見ていた隣のおっさんがオレをじ~っと睨んでる。
その目は、「いるよねぇ。こういうおっさん」って言ってる。
気をとりなおして、今度は麦焼酎を貰うことに。
麦焼酎は「ほ」(霧島酒造)。
なんてたって、あーた、霧島酒造さんで造られている焼酎でっせ。
これで、充分。焼酎は庶民のもの。高価になった酒はいらんいらん。
さてさて、モツ鍋と焼酎を堪能したし、豚骨ラーメンを頂いて帰るとしよう。
勘定を払って、外へ(勘定はたったの600円だった)。ものの30秒でラーメン屋に到着。
「おっしょいラーメン」で「ラーメン」を頼む。これがたったの420円。
しかし、これからが悪夢の始まりだった。
怖いのは自分の知らないところで、恐怖が忍び寄っていることだ、と書いたのは誰だっけ?シェークスピアか?それとも、ヘミングウェイ?
まぁ、いい誰だって。
とにかく、福岡空港に着くと、人だかりがしている。どうやら、飛行機の出発が軒並み遅れているようだ。港内のアナウンスを聞くと、関東は台風の影響で成田空港が一時閉鎖され、一部の便が羽田に降りたとのこと。このために羽田の離発着が大混雑になっているようだ。
それから延々2時間あまり。
空港ロビーで、福岡空港特別醸造地ビール「飛行醸」を何本空けたことか。
もう、飛ばないな。と思いかけた22時過ぎ、いきなり出発のアナウンスがあり、飛行機に。
羽田到着23時55分。
終電は京浜急行の品川行き。0時3分発。
もう走った走った。走りまくり。みんなおじさんたち必死に走ってる。空港のロビーを。
なんとか、タッチの差で電車に飛び乗ると、まるで通勤ラッシュ並みの混みよう。
おじさんたち、もうぐったりだぁ。
ウチに着いたのは1時40分。
翌朝、その男の足は筋肉痛になっていたという。
小倉で仕事を終え、新幹線で博多に。博多から空港までは地下鉄でものの5分程度だ。
どっか、立ち飲み屋みたいな店ないかな。
そう思いながら、博多の町をうろつくと、3分も経たないうちに立ち飲み屋はみつかった。
しかも、店頭には「焼酎全品100円」と書かれている。
ラッキー!
早速暖簾をくぐった。
店はまだオープンして間もないようだ。
カウンターはまだ白木の温もりが残っている。壁にもまだ汚れがなく、品書きもまだ新しい。うっすらと木の香りもする。
ははぁ。開店したばかりだから、「焼酎100円」セールをやってるんだな。
わたしは店のちょうど中央に陣取って、店を見回してみた。
とりあえず、ビールを貰おう。
アルバイト風の女の子に、そう告げたのだが、そのビールがなかなかこない。
女の子は店の裏のほうに行き、生ビールのタンクをやっとの思いで担いできた。
そして、サーバーにセットしはじめたのである。
実にタイミングが悪い。
ウチの社長だったら、機嫌損ねてるだろうな。きっと。
サーバーへのセットが完了して、いよいよジョッキを手に持ち、サーバーを捻ると、ボンっという音とともに泡が舞い散った。
わたしの頭に、そして、わたしのスーツに。ビールの泡が舞い降りた。
だが、女の子は、そんなことは気にもとめず、黙々とジョッキにビールを注いでいる。
そして、そのビールがわたしの前に置かれたのは注文から10分後。泡かけサービス付きで。
つまみの選択はすぐさま決まった。
モツ鍋、特製醤油味。
女の子に、それを告げると「売り切れです」と言う。だが、「味噌味ならあります」という。それなら、それを貰うか。
ちょうど、この立ち位置からは厨房の様子がよく見える。どうやら厨房は最近よく聞く、「オール電化」。最近の立ち飲み屋は違うね。
モツ鍋。といっても小ぶりの小さな土鍋が運ばれてきた。
早速、モツにかぶりついてみる。
はふはふ。
うむぅ、こりゃぁ、うまい。
さすがは本場。こりゃ、たまらん。小さな鍋だが、モツはけっこう入っている。これで、たったの350円だ。
モツをかじったら、焼酎が飲みたくなった。そこで、「芋をロックで」と頼むと、女の子は「さつま五代」(山元酒造㈱)を手にして、グラスについでくれる。
これも僅か100円なのに、グラスの半分くらい、(もちろん氷が入っているのだが)入れてくれた。
ツーフィンガーといったところか。
ちなみに、「100ダイニング」(居酒屋放浪記NO.0088)は200円でワンフィンガーだった。
さっきまで、黙々と飲みに徹していた隣のおじさんが女の子に声をかけた。
「いつも焼酎、100円なの?」
いるよねぇ。こういうおっさん。人の話を聞かない奴。でっかく、目の前に書いてあるじゃん。「本日まで」って。
ふふふ、きっとオレもすぐこうなるんだろうな。
ふと、カウンターの端に目をやったら、焼酎の「中々」(黒木本店)が!なんと、置いてあるではないか。も、も、も、もしかして、これも100円か?
そう思って女の子に聞いてみると、どうやらおじさんの早とちり。んなわけねーよな。 それを見ていた隣のおっさんがオレをじ~っと睨んでる。
その目は、「いるよねぇ。こういうおっさん」って言ってる。
気をとりなおして、今度は麦焼酎を貰うことに。
麦焼酎は「ほ」(霧島酒造)。
なんてたって、あーた、霧島酒造さんで造られている焼酎でっせ。
これで、充分。焼酎は庶民のもの。高価になった酒はいらんいらん。
さてさて、モツ鍋と焼酎を堪能したし、豚骨ラーメンを頂いて帰るとしよう。
勘定を払って、外へ(勘定はたったの600円だった)。ものの30秒でラーメン屋に到着。
「おっしょいラーメン」で「ラーメン」を頼む。これがたったの420円。
しかし、これからが悪夢の始まりだった。
怖いのは自分の知らないところで、恐怖が忍び寄っていることだ、と書いたのは誰だっけ?シェークスピアか?それとも、ヘミングウェイ?
まぁ、いい誰だって。
とにかく、福岡空港に着くと、人だかりがしている。どうやら、飛行機の出発が軒並み遅れているようだ。港内のアナウンスを聞くと、関東は台風の影響で成田空港が一時閉鎖され、一部の便が羽田に降りたとのこと。このために羽田の離発着が大混雑になっているようだ。
それから延々2時間あまり。
空港ロビーで、福岡空港特別醸造地ビール「飛行醸」を何本空けたことか。
もう、飛ばないな。と思いかけた22時過ぎ、いきなり出発のアナウンスがあり、飛行機に。
羽田到着23時55分。
終電は京浜急行の品川行き。0時3分発。
もう走った走った。走りまくり。みんなおじさんたち必死に走ってる。空港のロビーを。
なんとか、タッチの差で電車に飛び乗ると、まるで通勤ラッシュ並みの混みよう。
おじさんたち、もうぐったりだぁ。
ウチに着いたのは1時40分。
翌朝、その男の足は筋肉痛になっていたという。
終電間に合わないから、飛行機を降りたロビーの一番端から駅までの猛ダッシュ!!!
次の日のUSJは足が最初から張ってました(笑)。
これで終電乗れたからよかったものの、
乗れなかったらサイアクですよね~。
空港で「飛行醸」をいっぱい飲んじゃって、けっこうお腹がたぷんたぷん。
しかし、おじさん方が真剣に空港内を猛ダッシュしている姿を端から見たら、恐ろしい光景なんだろうなぁ。
プロ野球選手を目指しているのに、筋肉痛になるオレってしかし・・・。
泡浴びせてるのに気づかないはず無いよね(笑)。光景が目に浮かぶよ。
泡浴びせた瞬間、一瞬、彼女は動作が止まってた。
「やべぇ」って思ったんじゃないかな。
こっちから言うのもねぇ。
自分もそういう立場になったら、しっかり謝ることだね。
さて、昨夜怪鳥はやっぱ遅かったの?
御徒町の立ち飲み屋でいつでも出動できる体勢にいたのに。
そんでは、また来週かな?
月・火以外ならいいよ。
月曜日は「怪しい探検隊」のメンバーのブログをお楽しみに。最近、私良く登場してますわ。
しかし、最近スケジュールが合わないと思っていたら、「東ケト会」に行ってるのかぁ。
シーナさんも来るの?
いいねぇ、一度お会いしていろいろ聞きたいですね。
先週、「アド街」で太田氏の色紙サインが登場していました。結構、全国区になっていますね。太田氏の知名度は。
前の会社の社長が「出版協会」の会合に行った際、シーナさんが乾杯の挨拶をしたみたい。
いろんな、会合にいるんですね。シーナさんは。