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居酒屋さすらい 0823 - 熊猫刑事もジーパン風に叫ぶ - 「立ち呑み屋 なんじゃこりゃ」(所沢市小手指)

2015-02-07 17:02:28 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

そして再び、小手指。

ボクはすっかり、小手指のショッピングアーケードに魅せられてしまった。

ちなみに、ショッピングアーケードの入り口はこんな感じ。

 1ヶ月に一度は来ると約束した「佐藤水産」で、氷彩サワーを飲んでいると、一人の男性と仲良くなった。60歳くらいの骨太な感じのその人は、様々な仕事を経営する事業主らしい。

本業は、特殊清掃会社。漫画「デススウィーパー」で、脚光を浴びた孤独死した老人などの部屋を清掃する仕事である。そうした話しを聞いていくうち、店員の女性は、その無骨な男性が、立ち飲み屋を経営していることを明かす。

デススゥィーパーと立ち飲み屋の組み合わせが、また面白く、わたしはますます、その男性に興味を持った。

 

立ち飲み屋を経営するオヤジが、何故、他の立ち飲み屋で飲んでいるのか。

それもまた面白い。

「今度、行きますから、店の住所を教えてください」

というと、今から行こうという。

面食らって、「近いんですか」と聞くと、彼は「隣の隣だよ」と言った。

 

隣の隣。

「なんじゃこりゃ」という立ち飲み屋。

小手指ショッピングアーケードでは、もっとも今風な立ち飲み屋。

主肴は串揚げ。

その店の社長のエスコートで、店を訪れるなんて、初めてだ。

 

店は広い。すでに10人程度の人が立って、酒を飲んでいる。

ボクはカウンターに案内された。

 

メニューを見て、まずびっくり。

酒肴が豊富で、しかも安いのだ。

おひたしなどの小鉢は、僅かに100円。串揚げは、一本が80円という価格設定としている。しかも、おまかせの盛り合わせは5本で350円である。

 

まずは、ホッピーをもらうことにした。

串揚げに、もっとも合うのが、ホッピー(ホッピーセットの値段は失念)である。

さらに、串揚げのおまかせセットと「とりもつ煮」(200円)を頼む。

もつ煮のもつが鶏とは素晴らしい。なかなか、お目にかかれるものではない。

出汁は、味噌ではなく醤油。鶏の出汁がきいていて、これまた絶品。

串揚げは、オーソドックスな組み合わせだったが、衣はサクサクのふんわりだった。

 

ホッピーのナカは100円。

だが、焼酎は安価なものを使用している。これをどう捉えたらいいのか。だが、驚きの価格であることは、間違いない。

ちなみに、生ビールは、400円。これには正直、高いと思った。

 

社長に、「安いですね」と水を向けると「採算度外視」という答えが返ってきた。

まさか、本気ではないだろうが、出来うる限り、安価に提供しようという姿勢は本物だろう。

 

ドラマ「太陽にほえろ」のジーパン刑事の名セリフを文字にすると「なんじゃぁ、こりゃぁ」だろう、。「なんじゃこりゃ」は、もっと淡白な言い方ではあるが、店に入って、いちいち驚く価格帯に、ボク熊猫刑事も、心の中で叫んだ。「なんじゃぁ、こりゃぁ」と。


小手指ショッピングアーケードには昨秋より、池袋の立ち飲み屋「小島」の姉妹店「大吉酒場」がオープンした。「大吉酒場」は、「小島」の社長の息子さんが、店に立つ。

小手指は、今もっともホットな立ち飲み激戦区である。

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