この日予定していたもう一件の約束とはYちゃんとの打ち合わせである。16:30に新大阪駅で落ち合った際、「で、どこ行きます?」となってがっかりした。
Yちゃんがホストじゃないの?
「大阪に来るのであれば、打ち合わせしましょう」と言ったのはYちゃんだったじゃなかったか。その際、「お酒飲みます?」と聞いてなかったっけ?
時間がもったいないから、近くにあった店に飛び込んだ。それが、「たこ昌」だった。まずは「生ビール」(570円)からスタート。
つまみはもちろんたこ焼きにするが、メニューを眺めると意外に高い。安くて700円。高いものだと1,200円近くする。
「ねぎポン酢」(940円)をチョイス。8個入りだが、やけに高い。単価、150円て。
打ち合わせはものの10分で終わってしまった。Yちゃんとの打ち合わせはいつもこんな感じだった。特集としての主張がないのか、内容は自分任せである。こっちが詳細を詰めていくと、「じゃ、それで」となる。自分としては楽だが、校正段階で、特集全体をみると、流れがよくないことがある。
「生ビール」も「たこ焼き」も旨かった。「たこ焼き」は中までしっかり火が通っていてホクホク。たこも結構大きい。今日は大阪の粉もんを充分に楽しめて満足。
打ち合わせが終わり、しばし野球の話題に。ただ、Yちゃんとは仕事と野球の話題以外したことがなかった。映画とか本とか、釣りとかスポーツとか旅行の話題を振っても、何も興味がないらしく、それ以来あれこれ聞くのをやめた。
「お子さん大きくなったでしょう?」と振ると、ひとしきりお子さんの成長ぶりを話すが、「熊猫さんチは?」ときかれたことは、ただの一度もない。話しが展開していかないのだ。それでよく記者やってるなと思うのだが、人それぞれだし。
「ねぎポン酢」をフィニッシュすると、Yちゃんはメニューを見始めて、「明石焼き」(1,100円)とビールのおかわりをオーダーした。へぇ、「明石焼き」か。大阪生活は1年を迎え、たこ焼きには飽きたのかな。
Yちゃんに「大阪でいい酒場見つけた?」と聞いてみた。Yちゃんはあまり酒を好まなかったが、飲めない人ではない。答えは全く期待してなかったが、やはりその通りだった。職場の人に誘われて数える程度しか飲みに行ってないという。なんとももったいない。自分なら、たくさん立ち飲みに行くんだが。せっかく大阪に赴任したんだから、楽しまないとと言おうとしてやめた。Yちゃんに言っても無駄か。
話しも途切れ途切れになってきたので、ここでお開きに。お会計してもらってもYちゃんは微動だにしないので、「今日は割り勘ね」と言った。一人2,300円。
帰り際店舗を見たら、「たこ焼き割烹」という文字が見えた。割烹? 店内は変哲のないテーブル席で割烹要素なんかなかったが。もしその要素を探すとするならば、たこ焼きの値段か。割烹で2,300円なら安いか。
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