成田市のゆるキャラ「うなりくん」は8月26日現在、総合で11位につけている。
うなぎと成田を掛け合わせた「うなりくん」。成田を歩くと否応なく飛び込んでくる。
以前、「成田の鰻はここだ!」と題して「川豊 本店」を紹介した。確かに今も疑う余地はない。だが、門前町だけが成田ではないのもまた確かだ。
印旛沼のほとりに出てみれば、伝説の鰻屋「い志ばし」があるし、そう、「水産センター」だってある。
この2店を知らずして、成田の鰻を語るわけにはいかない。
「水産センター」。
一見すると、印旛沼の漁協の建物で、まさかここで鰻が食べられるとは到底思えない。
だが、素っ気ないドライブインのような風情が鰻や鯰が食べられるのだ。
2,060円の「うなぎめし」。
これが抜群にうまい。鰻を知るものが、身を開き、そして焼くという職人の技。漁協の鰻は、養殖だが、間違いのない鰻でもある。
近所には、涙なくしては語れない、甚兵衛渡しの跡地があり、風情も抜群。義民佐倉惣吾郎の直訴に船を出し、その後沼に入水し、自害をはかる。「うなぎめし」を食べ、その思いに馳せるのも悪くはない。
新勝寺と成田空港だけが成田ではない。
佐倉惣吾郎と甚兵衛、そして印旛沼と宗吾霊堂も成田である。
「水産センター」と「い志ばし」、ついでに「台方ラーメン」という3つの名店がひしめく、印旛沼のほとりに是非出かけよう。
成田の鰻がここにもある!
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