東京メトロの駅蕎麦、「めとろ庵」は、あまり見かけないと思っていたら、その後新木場駅構内で発見し、今回錦糸町駅でも見つけた。
結構、あるじゃないか、「めとろ庵」。
どれ、小腹も空いたし、一丁蕎麦でも食べるかと思い、そこで悩んだ。JR錦糸町駅のホームには、「大江戸そば」がある。さて、どっちにするか。「めとろ庵」と「大江戸そば」。どちらも際立った特徴がない。言わば、五十歩百歩。
悩んだ挙げ句に決めたのは、店舗の稀少性と、ひざげりさんの一言、「めとろ庵はまずい」。
果たして、どうか。
ボクは、券売機にて、「かけそば」(290円)をチョイスした。
そばつゆは相変わらず黒く、お盆の黒さと相まって、完全にダークサイドな印象だ。確か、そばつゆのかえしが甘かった覚えがあるが、今回はいかに。まずは一口飲んでみる。うん、やっぱり甘い。当然、もりやざるのつけ汁より、かけのそばつゆは甘めにしているとはいえ、これは他の蕎麦屋と比べて明らかに甘い。
そして蕎麦。ゆでおきの灰色がかった蕎麦は思うほどなよなよしていない。その点「大江戸そば」のぶよぶよの蕎麦よりはうまいと思う。あとは、つゆと出汁の好みだろう。
錦糸町の「めとろ庵」は、何故か駅ビルの中にテナントしていた。つまり、改札の外である。蕎麦ライターの鈴木弘毅氏は、改札外でも駅の近くにあれば駅蕎麦と定義する。難しいところだ。一度改札を出なければならないのは、駅蕎麦か?と思う一方、異なる鉄道会社な乗り換える時に利用するケースは、連続した鉄道の繋がりの中で食べるので、駅蕎麦といえる。
そうだ、確か大手町の「めとろ庵」も改札の外。地下のコンコースにあった。ともあれ、錦糸町の駅蕎麦対決、ボクは「めとろ庵」に軍配をあげたい。
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