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柏レイソルズのアウェイ感にいたたまれず、たった1杯のビールで「footNiK」を離れた。
大崎はもうこれでアガリだろう。目黒に急ぐのもいいが、これまで行く機会に恵まれていなかった立ち飲み屋に出向くことにしよう。
新橋へ。
ニュー新橋ビルの地下に「缶詰Bar」を発見したのは1か月前。
とうとう、闇市跡の権利が複雑に絡まる地に立ち飲み屋が進出した。
「缶詰Bar」。
立ち飲みと缶詰めの組み合わせは、立ち飲み本来のものである。だが、東日本大震災の後、再び見直された缶詰めの万能性が、再び立ち飲み界にリバイバルされた。
ちょっとおしゃれに。
店の暖簾をくぐると、和装の女性が迎えてくれた。
客は2人。ボクが入店する前は、楽しく談笑していたのだろう。だが、ボクが店に入るなり、一瞬、その場は静まり返った。ボクが立ち飲みポジションに着いて、生ビールを頼む頃には、すっかり元の雰囲気に戻っていた。こんなことは、よくあることである。
だが、その後、ずっと和装のチーママ(死語)は、先客らと友人のようなあけすけさで、下品な話しを続けた。極めて、不快な雰囲気だった。
そんなことはよくある。
けれど、今回感じたのは、このチーママ(死語)と客2人が、「この一見の男、早く帰れよ」という意識を持ち合わせていたんじゃないかなと感じたからである。
だって、さま~ずの三村に似た男は、グラスを傾けながら、ちらちらとボクの方を見ながら話していた。
何なんだよ。このアウェイ感。
結局、ボクはビール1杯で店を出た。つまみもとらずに。
本当は、「イナバのタイカレー」が、気になっていたんだけど。食べたくて、仕方がなかったんだけど。
でもね、たくさん飲んで、勘定をどんぶりに計算されたら目も当てられない。
新橋の立ち飲みの中でもワーストクラスの店だった。
しかし、数少ないであろう客が増えたのに、そんな態度をとるなんて、そのチーママ(死語)は、薄給の雇われなんだろうか・・・。
ただこれは、しばらくしてなくなってしまうフラグが立っているとも言える。というか、なくなる運命が決まってるから、捨鉢な気分で好き勝手していたとしか、俺には考えられないよ、師よ。
ただ、雰囲気は悪かった。
常々、居酒屋は店と客が作り上げるものと思っている人間にとって、この店はチーママ(死語)とそれに群れる客が悪いのかなと思うんだ。
そうそう、店は立ち飲みから、転んでいるようだよ。