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「松屋」の前を通ったら、「マッサマンカレー」ののぼりがあった。「近々やるな」と思っていたら、ブロガーの電気がまさんが早速レビューしていた。こりゃ早く行かねばと、なかなか足が向かない、「松屋」に急いだ。
松屋が新発売した、「マッサマンカレー」のコピーはこうだ。
「世界一美味しい料理」。
カップヌードルの時もそうだった。大概、「マッサマンカレー」の枕言葉には、「世界一美味しい」とつく。その根拠って何か。実はこれ、アメリカの放送局、CNNが2011年に料理番組の中で選んだ世界の料理ランキングによる結果なのである。そう、1位に選ばれたのが、タイ料理の「マッサマン」だった。だが、「魁‼︎お買い物日記」というブログ記事によると、その後CNNは視聴者に対し、世界一の料理を尋ねたところ、「マッサマン」は10位に。それを受けて、CNNは「マッサマン」の1位は誤りだったと発表したという。つまり、「マッサマン」世界一というのは、いいところだけの話しを切り取って定説にしただけの話しなのだ。
自分はかつて、レトルトで「マッサマン」をいただいたが(「カレーさすらひ」未収録)、実はそれほど大きな感動はなかった。果たして、今回はどうか。
「松屋」の、「マッサマンカレー」は例によって。味噌汁がつくという定食スタイル。税込730円は決して安くはない。いや、牛丼チェーンの料理で700円超えは、確実に高い。「吉野家」の「牛丼」並みの約2倍の値段だからね。
タッチパネルでオーダーし、待つ事7分。この待ち時間にも大いに不満ではあった。何はともあれ、番号を呼ばれて、「マッサマン」のおでまし。見た目は悪くないし、香りもいい。ココナッツミルクの芳香がふわりと顔にまとわりつく。あぁ、「マッサマン」だ。けれど、自分としては、この甘ったるいだけのふんだんなココナッツがどうも余計である。インド的なスパイスカレーとは一線を画す「マッサマン」はカレー好きにしてみれば、どこが世界一なんだ!とテーブルを叩きたい心境になるだろう。
確かに、様々な香辛料を使って二重奏、三重奏の複雑なハーモニーを奏でているが、ココナッツミルクの味わいが強く、スパイス感は影を潜めている。そして、もう一つ厄介なのが、ふんだんに使われているチキン。カレーソースよりも、チキンが目立ってどうする?という感じだ。
そして、味噌汁。味噌汁作りをひたすら続けている、自分の評価としては、「松屋」の味噌汁はとことんなってない!とにかく、味がしない。というか薄い。
これで730円か、と少々がっかりさせられるのである。
あえて、「世界一」などと謳わない方がいいのでは。だって、多くの人は、その青天井の期待値を胸に、「松屋」の「マッサマン」を食べるのでは。
松屋さんの限定メニューは、いつも出ては消え、出ては消えの泡沫パターンを繰り返してますが、前に鶴見で「ゴロゴロチキントマトカレー」を喰ったことがあります。
固い鶏肉がゴロゴロしてました。
あの路線の延長じゃないですかねぇ。
普段、「吉野家」ばかり行って、「松屋」には縁がありません。限定メニューをいろいろチャレンジしており、頑張っていると思ってます。
ただ、ジャンさんがおっしゃるように、鶏肉はかたいですね。しかも、「マッサマン」は鶏肉ばかりで、ちょっとがっかり。カレー路線のパターンといのを感じます。
さっき、東十条に「黒松」を買いに行きました。今日はそれほど並んでいませんでしたよ、