最近、銀座のY澤さんの事務所に行くときは地下のコンコースを歩いている。
だから、クリスマスまで1ヶ月を切っている今、街の様子は分からない。
だが、少なくとも築地通りは既に賑やかになっているはずだ。
銀座線銀座駅から東銀座駅方面へ。
都営浅草線の改札まで来たとき、何か第六感が閃いた。
「年末ジャンボ宝くじ」。
一瞬買おうかどうかちゅうちょしたが、すぐに思い直して、引き返して10枚購入。
やっぱ、小市民だよなぁ。オレ。
東銀座の出口から地上に出ると目の前は歌舞伎。その風景を見ると、もう年末も近いんだな、と実感する。
歌舞伎座を超えて、すぐ左に折れるとY澤さんの事務所だ。
実はこの日、打ち合わせの後、久々にY澤さんと一献。
もう4年もお付き合いさせていただいているが、一度もじっくり2人で飲んだことがない。
今晩はじっくりとさしつさされつやってみたいものだ。
この日、行くお店はY澤さんの事務所から徒歩1分。出版社マガジンハウスのすぐ足元 「ちきゅう屋食堂」。
この店、前から気になってたんだよなぁ。
銀座なのに「大衆酒場」って書いてあるし、店頭にはホッピーの提灯が…。店構えもけっこうコテコテだったりして、一体、中はどうなってるんだろうって。
大衆酒場なら、このあたりにもけっこうある。
例えば、映画館シネパトスの前のちょっとした横丁。あそこはかなりディープな世界だ。
やはり、銀座も築地に近くなるにつれて、かなり大衆化されていく。
しかし、よく理解できないのは外堀通りより江戸城に近い有楽町のほうに大衆居酒屋が多いことだ。
まぁ、いいさ。今晩は「ちきゅう屋食堂」で思いっきり銀座の大衆度をはかってみたい。
ガラリとY澤さんがドアを開け、わたしはその後に続いた。
店内は明るめの蛍光灯。店はそれほど広くない。
中央にテーブル席が数脚。その回りをカウンターが取り囲む。
Y澤さんとわたしは店の一番奥のカウンターに通された。
眼の前には、大きいサイズの薄型テレビ。どうやら衛星放送がかかっている。
まずは、生ビールから。
ジョッキはかなり冷えてて良心的。けれど、値段もその分張る。500円也。
お通しはアン肝。
うむむ、ここまでは大衆的とはいえない豪華さ。
次に品書きに目を移す。
品書きは数頁にもわたり、いい質の紙を使い、しかもビニールにくるまっていた。
中の文字も決して走り書きのようなものでなく、筆で書いた書体で、印刷ものだった。
ちょっと大衆とは言い難い。
Y澤さんとわたしは手始めに焼き物のカシラ、タンを頼み、わたしのリクエストで薩摩揚げを注文した。
いずれもわたしが神田や立ち飲みで食べるしろものよりは1.5倍から1.8倍くらいは高価なものだった。
実際、料理が出てきて、またビックリ!こぎれいな器に盛り付けられて出てくるじゃあ~りませんか。
やっぱり大衆的とは程遠い。
ちらりと客層を眺めてみる。
全体的にサラリーマン。しかし、ここは銀座。どこにもくたびれてしなびた背広を着ている人などいない。皆きりりとしてるのだ。
銀座の大衆度は他よりもワンランク高い。
さて、会社の大先輩であり、人生においてもやはり先輩であるY澤さんからは様々な教えてこうている。
江戸川における「はぜ釣りの極意」から、ガーデニングの話し、そして、京成電鉄の正しい乗りかたまで幅広い。
京成線に至っては終電佐倉止まり、「決死の帰宅の話し」や京成実籾駅近くに昔ホタルが飛んでいた話しなど、実に含蓄ある話しを聞かせて貰える。
この日のお題は酔っ払って記憶をなくした体験談、或いは武勇伝ともいいます。お互い、それぞれ失敗やらかしてます。
そうこうしてるうちに、わたしの記憶も…。生ビールのあとに飲んだ本格麦焼酎の名前が出てこない。
うむむむ。何だっけと思い出せない麦焼酎をロックで2杯、3杯。
Y澤さんも、根っからの麦焼酎党だ。
銀座の夜は更けていくが、いっこうに店内の声は大きくならない。
声の大きさによって、その店の民度が分かる、と前回の党ブログに書いたが、やはり銀座の大衆居酒屋の民度は少し違った。
そのうえ、なによりも、お料理のおいしさといったら、わたしがよく行く立ち飲み屋の比ではない。
これが、銀座の大衆か。
Y澤さん、次は是非、京成線沿線の立ち飲みラリーでもいかがですか?
だから、クリスマスまで1ヶ月を切っている今、街の様子は分からない。
だが、少なくとも築地通りは既に賑やかになっているはずだ。
銀座線銀座駅から東銀座駅方面へ。
都営浅草線の改札まで来たとき、何か第六感が閃いた。
「年末ジャンボ宝くじ」。
一瞬買おうかどうかちゅうちょしたが、すぐに思い直して、引き返して10枚購入。
やっぱ、小市民だよなぁ。オレ。
東銀座の出口から地上に出ると目の前は歌舞伎。その風景を見ると、もう年末も近いんだな、と実感する。
歌舞伎座を超えて、すぐ左に折れるとY澤さんの事務所だ。
実はこの日、打ち合わせの後、久々にY澤さんと一献。
もう4年もお付き合いさせていただいているが、一度もじっくり2人で飲んだことがない。
今晩はじっくりとさしつさされつやってみたいものだ。
この日、行くお店はY澤さんの事務所から徒歩1分。出版社マガジンハウスのすぐ足元 「ちきゅう屋食堂」。
この店、前から気になってたんだよなぁ。
銀座なのに「大衆酒場」って書いてあるし、店頭にはホッピーの提灯が…。店構えもけっこうコテコテだったりして、一体、中はどうなってるんだろうって。
大衆酒場なら、このあたりにもけっこうある。
例えば、映画館シネパトスの前のちょっとした横丁。あそこはかなりディープな世界だ。
やはり、銀座も築地に近くなるにつれて、かなり大衆化されていく。
しかし、よく理解できないのは外堀通りより江戸城に近い有楽町のほうに大衆居酒屋が多いことだ。
まぁ、いいさ。今晩は「ちきゅう屋食堂」で思いっきり銀座の大衆度をはかってみたい。
ガラリとY澤さんがドアを開け、わたしはその後に続いた。
店内は明るめの蛍光灯。店はそれほど広くない。
中央にテーブル席が数脚。その回りをカウンターが取り囲む。
Y澤さんとわたしは店の一番奥のカウンターに通された。
眼の前には、大きいサイズの薄型テレビ。どうやら衛星放送がかかっている。
まずは、生ビールから。
ジョッキはかなり冷えてて良心的。けれど、値段もその分張る。500円也。
お通しはアン肝。
うむむ、ここまでは大衆的とはいえない豪華さ。
次に品書きに目を移す。
品書きは数頁にもわたり、いい質の紙を使い、しかもビニールにくるまっていた。
中の文字も決して走り書きのようなものでなく、筆で書いた書体で、印刷ものだった。
ちょっと大衆とは言い難い。
Y澤さんとわたしは手始めに焼き物のカシラ、タンを頼み、わたしのリクエストで薩摩揚げを注文した。
いずれもわたしが神田や立ち飲みで食べるしろものよりは1.5倍から1.8倍くらいは高価なものだった。
実際、料理が出てきて、またビックリ!こぎれいな器に盛り付けられて出てくるじゃあ~りませんか。
やっぱり大衆的とは程遠い。
ちらりと客層を眺めてみる。
全体的にサラリーマン。しかし、ここは銀座。どこにもくたびれてしなびた背広を着ている人などいない。皆きりりとしてるのだ。
銀座の大衆度は他よりもワンランク高い。
さて、会社の大先輩であり、人生においてもやはり先輩であるY澤さんからは様々な教えてこうている。
江戸川における「はぜ釣りの極意」から、ガーデニングの話し、そして、京成電鉄の正しい乗りかたまで幅広い。
京成線に至っては終電佐倉止まり、「決死の帰宅の話し」や京成実籾駅近くに昔ホタルが飛んでいた話しなど、実に含蓄ある話しを聞かせて貰える。
この日のお題は酔っ払って記憶をなくした体験談、或いは武勇伝ともいいます。お互い、それぞれ失敗やらかしてます。
そうこうしてるうちに、わたしの記憶も…。生ビールのあとに飲んだ本格麦焼酎の名前が出てこない。
うむむむ。何だっけと思い出せない麦焼酎をロックで2杯、3杯。
Y澤さんも、根っからの麦焼酎党だ。
銀座の夜は更けていくが、いっこうに店内の声は大きくならない。
声の大きさによって、その店の民度が分かる、と前回の党ブログに書いたが、やはり銀座の大衆居酒屋の民度は少し違った。
そのうえ、なによりも、お料理のおいしさといったら、わたしがよく行く立ち飲み屋の比ではない。
これが、銀座の大衆か。
Y澤さん、次は是非、京成線沿線の立ち飲みラリーでもいかがですか?
さすが銀座!なのですね~。
一度、銀座のこういう大衆居酒屋に行ってみたいです。
コアな雰囲気を味わってみたいなぁと。
まず、胡散臭さがない。
店がきれい。品書きがきれい。メニューがモダン。銀座でコアな大衆居酒屋はシネパトスのあの並びではないでしょうか。