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雲の上には宇宙(そら)
雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!
乾囲送兵衛 まもなく(?)見参。
2015年02月24日
|
機材
昨夜も薄雲の中、迷った末に日が替わった頃に設営したのですが、撮影開始前にはどん曇りに。
一応設営した証拠の画像です。(キャリブレーション中の画像)
しし座の銀河トリオを導入し、PHDのキャリブレーションを始めたら全面雲に覆われ
”
star lost
”
。
結局なんの成果もなく3時頃には撤収完了。
グスッ。 どうせGPV予報でも雲有りなのに設営した私が悪いんです。
今回も悪条件を覚悟で設営したのは検証というより、リハーサルしてみたかった事があったから。
これからは一段感度の低いISO
800
で、低ノイズの画像を目指す事にしたのですが・・
従来の
1600
に比べて当然2倍の露光時間が必要になります。
加えてより暗い
VC200L
鏡筒だととんでもない事に。
-----------------------------------------------------
たとえば
R200SS
(f800mm
F4
)
の
5
分露光(ISO
1600
)相当は
ISO
800
だと、
VC200L
(f1800mm
F9
)
で 約
50
分露光
レデューサー
(f1278mm
F6.4
)
を付けても 約
25
分露光 が必要
-----------------------------------------------------
50分露光に耐えうるガイド精度かは別としても、
問題は
ダーク画像取得
にとてつもない時間を消費すること。
* 私の場合はダーク画像は5,6枚撮影して加算平均(σクリッピング)したものをライブラリー化しています。
レデューサーを付けても、5枚のダークだけで
2時間
以上もかかってしまいます。
その解決策として考え付いたのが、
COOLED60D
の冷却機能の特性
。
以前の検証で、
露光時間とともにノイズが増えるのは、CCDの温度上昇のせい
。
冷却デジカメの
COOLED60D
では温度上昇が少ないためノイズは一定に保たれる。
関連記事はこちら ⇒
つまり、
冷却デジカメ なら少ない露光時間のダークでも有効
ということになります。
たとえば25分露光の画像のダーク処理に15分のダークが使える!
という事になります。
15分露光のダーク5枚なら、後片付けをしながら取得することもできます。
また、露光時間別にダークを準備する必要もありません。(CCD温度別に用意するだけ)
やったぁー! 高いお金を出して冷却デジカメを買った成果が
・・
ところが、そうは簡単にはいかないのです。
湿度の高い
(日本海側では)
冬場に冷却オンにすると、
結露によりカメラがダウンして意識不明の状態に。
関連記事はこちら ⇒
その対策として作ったグッズが、カメラを袋で覆い乾燥空気を送り込む『
乾囲送兵衛
』でした。
しかし、最終的に改良された『
乾囲送兵衛(
改Ⅱ
)
』 は、
リモコン以外のカメラ操作が不可能で、
撮影対象変更時には一旦取り外さなければなりませんでした。
現行のガイドシステムに装着した 『乾囲送兵衛(
改Ⅱ
)』
外している間に湿度100%に近い外気に触れ、次の冷却開始時にダウンする危険がありました。
そのリスクを避けるため、これまでは冷却する必要のない気温の低い時期は冷却オフで使ってきました。
この冷却オンのリスクの問題をどうやって解決するか? いろいろ考えた末に
外している間は 『
乾囲送兵衛(
初代
)
』 を使う事に。
シャンプーハットで急遽再現した 『乾囲送兵衛(
初代
)』。 冷却ファンの出口が無かったため冷えずに不採用となったもの。
冷えてくれない(
初代
)でしたが、外している間は冷却する必要がないため問題なし。
今回のリハーサルでは冷却する前に撤収となったものの、(
初代
)でカメラ操作が問題無く行えました。
密閉度は良くないのですが、装着・取り外しが簡単な上
外気から遮断して乾燥空気を送りこんでいるのですから、十分な効果が期待できます。
そして、今回のリハーサルのもう一つの目的。
いつの間にか、こんなに複雑に!
そうでなくても、オートガイドでコードぐちゃぐちゃなのに (ほんとは、このほかにもパソコンやケーブルドラムが・・)
冷却することにより、更に乾燥空気の送り込みも必要となり、ますます複雑になります。
まもなく65歳を迎えるのに、いつまで対応可能なのでしょうか?
================================================
この趣味をやっているといろいろ困難な問題に出会うのですが、
この時期の日本海側の天候ほど厄介な問題は無いと
つくづく思う今日この頃です。
また週間予報から太陽が消えました。
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