雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

久々に 星見えた夜は 満月昇る (字余り)

2015年02月05日 | 天体写真(月・惑星・彗星)

前回は”怪人”としての登場でしたので、
今回は”俳人”として風流人 雲上( くもがみ )を装ってみました。

ほんとは2週間ぶりに星が見えたのに満月の夜だった。という、
雪国の冬を怨念を込めて詠んだ一句です。
えっ、「 季語はどれだ? 」 ですって?
えー ・ ・ っと あっ、これは川柳でした。

4日は午後から陽がさし、夕方には雲があったのですが星が見えそうな気配が。
ずっと撮ってないので月の太さにも無頓着になってたのですが、調べてみたらちょうど満月。(残念!)

いつもは30秒露光のおりおんショットですが、今回は空が明るくて15秒が限度。
こんな夜はいさぎよく撮るのをやめればいいのですが、
この季節、月に1,2回しか晴れないとなるとそうも言ってられません。
作品などははじめから無理なことは承知だったのですが、
オートガイドの検証データが欲しくて設営してみました。

とは言ってもせっかく設営したので、雲が切れるのを待って 少し忘れかけていたラヴジョイ彗星を。
右の明るい星(みたいなの?)は γAnd(アルマク)2等星です。
撮影DATA: 2015/ 2/ 4 19:53’~ canon NFD300mm F2.8(手製絞りF相当)
露出1分×15枚コンポジット  ISO 1600 Cooled 60D (気温0~-0.3℃ 冷却 オフ) LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 ORION SSAG ガイドスコープGS-60S PHD2 Guiding ステライメージ7
普段なら5分以上の露光が可能なのですが、空が明るくて1分までしか。
ほんとは、アンドロメダ座のフェースオン銀河NGC891とのツーショットを狙ったのですが、
あまりに明るい空でやる気がなくなりました。(NGC891はもうわずか左にあるはずです。)

ものはついでに、まだ高い位置にあったスバルも撮影。
寂しいスバルですが、満月の空ではこれが限界です。(1分×8枚)

地面が凍り付いてきたので、本日の目的であったオートガイドの検証に切り替え。
ガイド鏡筒(D50mmf700mm)だけを載せて、オートガイドの検証を。
検証内容は
○ 搭載機材の荷重の違いによるガイドグラフの変化
○ 制御信号用コードを抜いた時のグラフの変化
などになります。
コードを抜いて制御信号が届かない時のPHD2のグラフ

現在、VC200Lによる来るべき春の銀河祭りに向けオートガイド検証結果の分析中です。
まとまった時点で2回に分けてブログ掲載予定です。

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昨夜は早々撤収したのですが、
一晩中晴れていたようで、朝は放射冷却でガリガリ。
今夜は晴れなくていいので、月が細い別の日にして欲しい。

500本を超えるこれまでの全記事リストは、 こちら から。
雲上くもがみ
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コメント (5)
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