雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

顔見せまだなのに、挨拶代りの三裂星雲M20

2015年07月11日 | 天体写真(星雲・星団)
一昨日(9日)、次期赤道儀Temma2Mが届きました。

梅雨時でもあり、じっくり使用環境を整えようと思っていたのですが、
届いた翌日(10日)の夜、晴れそうなことがわかって大慌て。
その辺の話は新赤道儀の紹介も兼ねて、後日の記事で。

まだEM-200USD赤道儀も残っていたので、そちらを使ってやってもよかったのですが・・
届いた翌日に早くも実戦に駆り出されました。

まだ自動導入が使える環境には無く、従来通り「目盛り環導入」で撮影した画像です。

M20 三裂星雲 (いて座)
( 画像クリックで元画像の30%まで拡大 ) ノートリミング
( 上が北の方向 )
撮影DATA: 2015/ 7/ 10 22:51’~ Vixen VC200L(f=1,800mm F) 露出15分×7枚 ISO 1600
Cooled 60D (気温20~19℃ 冷却 -0.4~-0.7℃)  ガイド鏡GS-60S タカハシEM-200Temma2M PHD2 ステライメージ7

私があえて見た目の変わらないEM-200の最新機種を購入したのは、自動導入が便利だからではありません。
昨年、長焦点のVC200L(中古)を使うようになって、赤経(東西)方向の星像のブレがどうしても解決できず、
その原因が古いモーターの回転精度にあると判断したからです。
その判断は正しかったのか? 
上の画像の中央部のトリミング画像です。
HST画像でおなじみの 中央部、誕生したばかりの若い星からのジェットでカタツムリの角のようなものも見えそうです。
処理前の一枚画像を見ても、星像は明らかに改善されてました。
それはPHD2グラフを見ても明らかです。
これまではRAがDecの3倍ほどブレていました。(シンチレーション+RAモータ回転ムラだと思う)

撮影中のおりおんショットです。
(途中、雲が出て撮影が中断しました。)

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正直、ホッとしています。
もし”ブレ”が改善しなかったら・・。
その時は、「いいもん、自動導入だってあるし。」 と負け惜しみ。
500本を超えるこれまでの全記事リストは、 こちら から。
雲上くもがみ
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コメント (16)
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