雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

ガイド流れ 1/3以下 に! (功労者は誰?)

2016年06月01日 | それでも星は流れる
28日夜 月が上るまでに撮れたのは ひまわり銀河 だけだったのですが、
ガイドの精度が大きく向上した事が確認できました。
新しいガイドシステムで ひまわり銀河 を撮影中

前回12日夜に撮った りゅう座銀河トリオ のガイド流れと比較してみると、
1時間分の画像を位置合わせ無しで比較明で重ね合わせ
( 各 画像クリックで全体画像を表示します )
実際の画像処理では撮影画像の位置合わせを行って重ね合わせるため、
以前の画像でも流れは許容範囲内でしたが、更に流れが小さくなっています。
どのくらい改善されたかというと・・

前回 りゅう座銀河トリオのガイドデータ

今回 ひまわり銀河のガイドデータ

これまで目立っていたRa(赤経=東西方向)の流れが1/3以下になりました。
これならVC200Lのレデューサーを外して(f=1,800mm)の長時間露光も可能に。

それではこの成果を上げてくれた 功労者はだれ?

やっぱり思い切って買ったガイドカメラのおかげでしょうか?
2万円台で買えた TOUPTEC GCMOS 1200KMA
期待したのはガイド星がいっぱい表示される高感度だったのですが・・
従来のSSAGカメラより受光面のサイズが小さくなった分、若干多いかなという程度でした。

ほんとに高感度なのかな気になったため、暗い室内で比較してみました。
従来のSSAGカメラ ↓
新規のToupCam ↓
いずれもTAMRONズームレンズ(f17mm~50mm)に装着してPHD2で表示させたもの
間違いなく感度が上がっているようですが、PHD2のグラフをみてもそれがガイド精度に直接貢献しているのかどうか?

それよりもガイドカメラ更改の理由にもなった、ガイド鏡支持方法の見直しが効いたのだと思います。
左が従来のガイド方式、右が見直し後のガイド方式
尻重の鏡筒バランスをとるためのアルミプレートはけっこう厚いのですが、
それでも わずかたわんでいたようです。

ガイド鏡をバンドプレートに直接固定したことにより、たわみが大きく減ったのだと考えられます。

ただし 直接固定によりガイド鏡の向きが変えられなくなったため、
高感度のガイドカメラが必要だった という訳です。

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長焦点が活躍できる「春の系外銀河」の季節も終わろうとしています。
次回 チャンスがあったら、レデューサーなしのVC200Lで挑戦。
今年 初顔のズッキーニが元気に育っています

雲上くもがみ
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コメント (8)
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