雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

PHD2 マニュアルディザリングでM51子持ち銀河を撮る

2018年03月29日 | 天体写真(系外銀河)
14日早朝に撮った画像がまだ残っていました。
PHD2 Guidingマニュアルディザリングで撮ったおなじみの 子持ち銀河M51 です。

子持ち銀河 M51  (りょうけん座)
(  画像クリックで 元画像の30%まで拡大表示できます  ほぼノートリミング )
(  になります )
撮影DATA : 2018/ 3/14 02:40’~  Vixen VC200L+ レデューサーHD (合成f=1,380mm F7.9 )
露出 20分 × 枚 + 分 ×  ISO 3200 LPS-D2 FIL Cooled 60D (冷却 オフ CCD温度 約+8℃)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7
* PHD 2でマニュアルディザリング(Raのみ)を実施
有名な割には小さめの銀河です。
銀河部分をトリミングで拡大しました。 
新レデューサーHD と 新光害カットフィルター(LPS-D2) の相乗効果か、銀河内の赤いH2領域が以前よりすっきり写っています

薄明が始まったため枚数が稼げなかったのですが、実はディザリング後のグラフに気を取られ
露光を開始するのを忘れて20分間無駄にしました。
たかが一枚ですが、20分露光になると されど一枚です。(もったいない!)

こんな手間をかけて行ったディザリングですが、その見返りはあるのでしょうか?
同じ対象を同じ条件でディザリングの有り無しで撮って比較すればいいんでしょうけど・・

そんな事ができるほど晴れてくれないので、今回の撮影画像を使って疑似的に比較してみました。
( 背景ノイズが目立つようにコントラストを強調してあります )
いずれもダーク処理、フラット処理(フラットダーク含む)した画像を加算平均しています
ダーク・フラット処理を行っているため違いが目立ちにくいのですが、
少ない枚数でもディザリング効果で 背景がなめらかになっていることはわかります。
もっとも実際の撮影画像も鏡筒のたわみなどにより 大なり小なり星が動いているので
天然ディザリングがかかっている事になります。
ただし直線的なガイドエラーで 刷毛ではいたようなノイズが残ることがあります

ついでにディザリングとは関係ない こんな比較もやってみました。
20分露光・5分露光の1枚画像ですが、たっぷり露光は思いのほかS/N が改善されるようです。

撮影中のおりおんショットです。
透明度は3~2+(5段階評価)でした  TAMRON Zoom(f17mmF2.8) 露光30秒×5枚 ISO1600 kissDX(SEO-SP2)


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せっかく無料のPHD2でもディザリングができる事がわかったのに、
実はここにきて 山口のじぃさま おすすめの ステラショット
体験版をダウンロードして検証してみました。
予想以上にうまくいったので、次回以降の記事でその内容を報告します。


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コメント (10)
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