雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

マルカリアンチェーン (今年は遅ればせながら2夜かけて)

2019年06月01日 | 天体写真(系外銀河)
おとめ座銀河団の中心部にある銀河の連なり マルカリアンチェーン は、
春の系外銀河の中でも長焦点から望遠レンズでも写せる対象として人気があります。

今年は遅ればせながら5月の4日と7日の2夜に撮影しました。
どう遅いのか? というと・・
5月に入ると南中するのが21時過ぎと早くなり、
まだ灯火で空が明るい時間帯に撮影する事になります。
ただ南天低い対象ではないため
南中時刻を過ぎてもある程度は高度が得られますが
その分 露光時間が短くなるのは避けられません。

4日の夜は南天低いM104(ソンブレロ銀河)の撮影を優先したため、
マルカリアンチェーンの撮影開始が南中の2時間半後になってしまいました。
5月 4日の撮影時の様子 ↓
( 画像クリックで星座名入りで表示します )
5月4日 0時14分ころ 撮影が遅くなった分 空は暗くなっています
高度が下がったため総露光時間88分で終了したのですが、
幸い3日後にまた晴れてくれたため 今度は南中後の早い時間から50分ほど追加で撮影しました。

マルカリアン チェーン  ( おとめ 座 )
撮影した 2夜分の画像で処理しています
( 画像クリックで元画像の 25%表示  )
( 上 が 北 になります )
撮影DATA : ・2019/ 5/ 4 23:51’~ ・5/ 7 21:59’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成f=1,386mm)
露出(2夜合わせて) 10分 × 枚 + 分 × 枚 + 分 × 枚 ISO 6400 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7

これで今年も「マルカリアン銀河鎖」を撮れた ということだったのですが、
連日 晴天で暑かった満月期から、月が下弦を過ぎた5月29日夜
令和に入った5月に早くも4夜目の撮影をすることができました。

これまでVC200L鏡筒で春の系外銀河を中心に撮っていたのですが
そろそろ南天のカラフルな対象を撮るべく 久しぶりに改・ヨンニッパレンズを準備。
EM-200赤道儀に載せるためR200SS用鏡筒バンドを利用しています
O軸ガイドシステム」と名付けていますが、反射鏡筒と短時間に載せ換えできないのが短所
フィルムの時代のヨンニッパレンズですが、ゴースト防止で前面の平面保護ガラスを取り外しました
フード内には結露防止を兼ねた手製のF4絞りをはめ込んでいます
ヨンニッパレンズの改造についての記事はこちら

実はこのレンズでおなじみの 南天のカラフルエリア に挑戦したのですが、
それまでの時間つぶしで 再び マルカリアンチェーン(近傍) をこのレンズで撮っています。
その画像も掲載する予定でしたが 長くなったので
次回 に ということで。

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実は大阪なおみちゃんの全仏オープン3回戦がまもなく始まるので
記事作成を切りあげて早めのアップにしました。
錦織 圭もすばらしいプレーで勝ち続けており寝不足が続きます。

我が家の『かたてま野菜』 ナスは心配な状態が続いていますが
キューリは実を付けたので早採りしました

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コメント (4)
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