雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

網状星雲(西側)モザイク撮影(熱帯夜に533MCで撮る その3)

2023年08月21日 | 天体写真(星雲・星団)
8月11日夜に撮った3タイトル目になります。
この夜のSCW予報では日が替わるまではうす雲があるということで、
23時過ぎに南中する網状星雲(西側)をこの夜のメインタイトルに決めていました。

網状星雲(西側)は南北に長いため短焦点反射鏡筒のR200SSでも収まらず、
南北2カットに分けてモザイク撮影を行いました。


 NGC6960 網状星雲(西側) (はくちょう座)
北部・南部を別々に撮影 画像処理後にモザイク結合
( 画像クリック箇所に応じて、北部・南部別に撮影画像を表示します 元画像の50%サイズで表示
(  上が北になっています )
撮影DATA : 2023/ 8/ 11 23:32’~ Vixen R200SS(コレクターPH) (合成fl=760㎜)
露出 (北部)180秒 × 22枚 (南部)180秒 × 19枚  Gain300 ASI533MC Pro(冷却-5℃) タカハシ EM-200 Temma2M  
ステラショット2(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)マイクロソフト ICE(モザイク結合)
*ダーク処理、フラット処理はまじめにやっています
北部・南部とも3分露光24枚づつ撮ったのですが、ガイドエラーの目立つ画像は外しました。

前回 超新星残骸であるこの星雲を撮ったのは2020年の8月でした。
長焦点のVC200L(+レデューサーHD)で撮影しています。
焦点距離は今回より長い1,386mmなのですが
フルサイズカメラでの撮影なので モザイクなしで全体が収まっています。
( 画像クリックで当ブログ最大サイズで表示できます )
フルサイズカメラのこちらは1カット撮影で総露光時間140分。

ASI533MCで2カットでモザイクした総露光時間も144分(不採用分含む)とほぼ同じのですが、
北部・南部ごとの各画像の露光時間は1/2の72分になります。

実質半分の露光時間で画質に差はでないのか? 星雲の南部を切り出して比較してみました。 ↓
ASI533MCは Gain300   EOS 6Dは ISO6400 で撮影しています

この露光設定では533MCの方が 高精細高感度に見えるのですが・・・ 皆さんの判定は?
画像処理も 低ノイズの533MCの方がとてもシンプルで短時間に終了しています

恒例の「只今撮影中」ショットです ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回のモザイク撮影範囲です )
2023年 8月11日23時40分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600 
ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定で自宅裏で撮影

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昨日(20日)は第98回謙信公祭2日目で午後から出陣行列を見に行ってきました。
ご近所でも参加される方がおられるということで応援の意味もあったのですが
午後3時ころに猛暑のため開始直前で中止に。
それでも 謙信公みこし渡御だけは行われました
夕方からの”川中島合戦”は予定通り行われたようですが、暑くて見に行く元気が・・・
川中島合戦を前に見たのは
GACKTさんが最後に謙信公役を務められた2015年の8年前。
当時のブログ記事は → ファンの人も、ファンでない人も(GACKT謙信2015)

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