雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

やはりこれがラストショット? 先月撮った かに星雲リベンジ撮影

2024年12月22日 | 天体写真(星雲・星団)
いよいよ星空はあきらめるしかない季節が到来。
今回は先月11月26日(早朝)に撮ったかに星雲のリベンジ画像です。

この夜 三タイトル目の撮影になり、撮影開始は01時30分過ぎ。
雲予報ではすでに雲量20%のはずが、まだいけそうな星空だったため
雲が出るまで目いっぱい撮り続けることにしました。

M 1(NGC1952)かに 星雲 (おうし座)
( 元画像の50%縮小画像 少しトリミングあり )
( 画像の上が 北の方向になります )
撮影DATA : 2024/11/26 01:34’~03:27’ Celestron C11+Red(F6.3)(合成fl=1,764㎜)
露出30秒 × 192枚 (総露光96分) Gain400 Offset 8 UV・IRカットフィルター ASI533MC Pro(冷却-10℃)
タカハシ EM-200 Temma2M(*ノータッチガイド) ステラショット3(導入・撮影) ステライメージ9(画像変換・トーンカーブ)
*ダーク減算処理のみ実施しています

結局7セット(1セット30秒×32枚)目に入って、雲による画像の劣化が顕著になり
撮影をあきらめて撤収しました。

今回は11月4日にもかに星雲を撮影したものの じきにもやが出て、
わずか2セットしか使える画像が撮れなかったためのリベンジ撮影でした。
今回はその3倍の6セットも撮ったのですが、果たしてリベンジ撮影になったのか?
星雲部分を切り出して、前回画像と比較してみます。
各画像の の先が1054年に超新星爆発をした星の残骸の中性子星(パルサー)です

当然 総露光時間が3倍の今回のリベンジ画像の方が星雲の淡い部分まで写っているのですが、
かに星雲の細部の解像についてはシィーングの制約を受けるので、
見違えた別画像とまでは言えませんでした。

1セット目撮影終了時に空の状態を確認するために撮った「只今撮影中」ショットです。↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2024年 11月26日 01時54分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600 
ソフトフィルター使用 kiss DX(SEO-SP2) 三脚固定撮影
今回は画像処理を強めにしたので、バーナードループほか赤い星雲が見え始めています。 

今年のラストショットが11月とすると、来年のファーストショットはいつになるんでしょう。


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一昨日は久々に晴れ間もあり 予報からもしかしたら・・と期待したのですが、
やはり撮影のできる夜空ではありませんでした。

ここ5年間のラストショットの期日を調べたところ
もっとも早いラストショットが10/27(2022)で、
ついでに もっとも遅いファーストショットが3/4(2022)でした。
越後の冬空は最悪4月間も星空の撮影ができないこともあるということ?


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