雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

RegiStax6で 最後はキリッ と(月面、木星動画処理)

2018年06月05日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
前回までの記事で
FireCapture で 動画撮影・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
AutoStakkert で 動画フレームの重ね合わせ(スタック)
と続きましたので、
今回は
RegiStax 6 で Wavelet処理
で締めたいと思います。

まずは先月24日撮影の月面の動画モザイク画像ですが、今回は南部から。
ティコ から クラビウス クレーター
( 画像クリックで元画像の50%縮小表示となります )
DATA: 2018/05/24 21:26'~(2分間動画)× 4モザイク VC200L+EF2x(合成f=3,600mm) ASI 224MC
FireCapture(録画) AutoStakked(1000フレーム/約4000フレーム) RegiStax6(Wavelet処理)
撮影の際に使用したモザイクパターンです。↓

以前から使用している RegiStax 6 ですが、
今回はウェ-ブレット処理だけに使いました。
Wavelet変換・・・数学はきらいではないのですが、フーリエ変換などは全く理解できません
ウェーブレット処理の理屈はわからないのですが、その効果は歴然です。

AutoStakkert で動画スタックを完了した画像(ティコ クレーター付近) ↓
良好な1000フレームの重ね合わせで、なめらかにはなってはいますが ・・・
これが RegiStax 6Wavelet処理でこうなります。↓
パラメーターの数値は試行錯誤の結果です
理屈がわからないから余計に魔法のように思えてきます。

この夜は南中前後の木星も撮っています。
南中直後の木星で、丁度敷地内の電柱に隠れるところです 22時40分ころ
今回も長くなりますが、南中前に撮った3分間の動画を処理しましたので処理順にお見せします。
( 処理手順についてはあちこちのブログからのつまみ食いです )

0.ビデオ画像の1フレーム ↓
カラー表示なしのRAWデータで保存のためモノクロ表示
1.AutoStakkertでスタックした画像 ↓
処理後はカラー画像に変換されています
2.RegiStax6 Wavelet 処理 ↓
パラメーターはほかの方解説どおりにしました
3.StellaImage7 画像復元処理 ↓
こちらも理屈はわからないのですが、ものまねした手順です
4.StellaImage7 シャープ処理 ↓
ほお、こんなところでシャープ処理が入るんですね
とりあえずこんなところで ・・ということで
完成画像 ↓
うん十年目から使っている PaintShopProで画像修正

ものまねの画像処理でも これまでで一番の木星だと思います。
昨夜は薄雲があったのですが、前回よりはシィーングが良さそう。
おまけに木星の大目玉(大赤斑)がちょうど中央に。
画像処理が楽しみです。

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昼間は結構 晴れてくれたのですが、夜はあいにくまだ月が太くて。
次の新月期はそろそろ梅雨入りでしょうか。
いつものウォーキングコースに鳥凧が3羽 元気に飛んでいました

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2 コメント

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これは。。。。。。 (こたろう)
2018-06-05 20:06:52
素晴らしいです\(//∇//)\
くっきりシャッキリ( ̄^ ̄)
私も自宅からなら惑星狙えそうなのですが、どうも写欲が湧きません( ̄^ ̄)
返信する
案外 面倒かも (雲上(くもがみ))
2018-06-05 22:00:36
こたろうさん こんばんは。
ウェーブレット処理って不思議ですね。
月面や惑星写真はシィーングが全て。
機材を設営してみないとその日の状態がわからないのが困りものです。
それと星雲や銀河も撮るとなると途中で機材の入れ替えも大変。
惑星写真の奥は深そうなんですけどね。
返信する

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